並びのいいきれいな字を組み合わせ、いくつかの候補の中から、両親と相談して直感で決めた芸名という。「けっこうしっくりなじんでいると思います」
大人っぽい雰囲気を持つ娘役ホープ。「スカーレット・ピンパーネル」(8月4日まで、宝塚大劇場)の新人公演で初めてヒロインのマルグリットを、落ち着いて演じた。「怖かったです。あの大劇場の広さ、ライトの明るさはバウホールとは全く違いました。それに1回だけですべてを出しきるんですから」と、本人は緊張しっぱなしだったそうだ。本公演は立樹遥の恋人ケイト役だ。
中学時代にテレビで宝塚歌劇を見て、中学卒業時から音楽学校を受験。高校時代はレッスンに励み、4回チャレンジして最後に合格した。「念願かなってすごくうれしかった。男役をやりたかったけれど、同期の平均身長より1センチ低い164センチだったので娘役になりました」
「スサノオ」で初舞台を踏み、星組配属。翌平成17年のバウ「それでも船は行く」で早くもヒロインのスーザンに抜擢される。「主演の柚希(礼音)さんに教えて頂いて、そのときの私の精一杯でやりました」
昨年の東京・日生劇場「キーン」では、アンナ役で主演の轟悠(専科)と共演。「初めて宝塚の舞台をみた時の主演が轟さん。お稽古中からたくさんアドバイスをいただいて、毎日楽しくて勉強になりました」
今年4月のバウ「アンナ・カレーニナ」ではタイトルロールのヒロインを好演した。「お芝居の取り組み方が変わり、自分の考え方も変わった公演。その結果が舞台に出たと思います」。今後は「かっこいい娘役の役がきたら、自分を発揮できるように個性を磨きたい」そうだ。(平松澄子)
■平成16年入団 岡山市出身