2008.4.6サンスポ記事より

 

サンスポ釣り面ニュース

サンスポフィッシング・チャレンジ2008
池田さん、1141グラムで圧勝! 大型シログチ3尾の重量方式=金沢八景地区大会

総合優勝でチャンピオンシップ出場権を獲得した池田隆男さん

「マルキユーCUP サンスポフィッシング・チャレンジ2008」のワンデー方式第2弾、金沢八景地区大会が30日(日)、5軒の船宿から12隻257人が参加して開催された。大型シログチ(ニベ含む)3尾の重量で争われ、全体の91パーセントが規定尾数クリアの大混戦。“花冷え”の大会を制したのは、『小柴丸』1号船の池田隆男さん(37、市川市)で1141g。唯1人1100gをオーバーしての圧勝で、11月開催予定の「チャンピオンシップ」出場権を獲得した。また、ボーナス船制度から、同じ『小柴丸』1号船の富樫光昭さん(55、横浜市)さんも、出場権を手にした。


9割が規定数超え

混戦必死−戦前の予想が100パーセント的中した。検量会場に持ち込まれるシログチは、似たようなサイズがほとんど。時折、1尾で400gオーバーのビッグも交じるが、他の2尾が中型以下と、3尾を揃えることの難しさが浮き彫りになる。「1049g」「1050g」「1055g」…読み上げる審査委員長の声に、見守る関係者も一喜一憂だ。


花冷え。そんな言葉がぴったりの陽気に「寒い!」「手がかじかむよ!」。参加者は、もうひとつの戦いも強いられた。猿島を真ん中に、浅場の北側と深場の東側。浅場は確実に数が出る。しかし、大型は深場の方が期待できる。規定尾数を釣らせた後で、大型狙いで東側へ走る船長。北側で数を釣らせながら、その中に交じる大型を待つ戦法の船長。それぞれの思惑が絡み合い、寒さの中でホットな戦いが繰り広げられた。

「1141g!」。この日一番の数字が読み上げられたのは、残り3隻という状況下だった。池田さんの3尾は、確実にボリュームが違った。


抜群のボリューム

「予備検量では船別1位だったが、会場ではもっと大きな数字が飛び交っていた。信じられない」と興奮気味の池田さん。しかし、その裏には、しっかりとしたテクニックが隠されていた。「スタートから、3本バリ仕掛けの上バリに食ってくるケースが目立ったので、タナを底ベッタリではなく、リール1回転分上げた。底の小型は用なしの意識だった」という。その結果が、至難とも言えるビッグ3尾のそろい踏みを実現させた。

状況を鋭く分析し、数にこだわらず、ひたすら大型狙い。それは「大型3尾の重量制」という大会の趣旨を、もののみごとに捉えた戦法だった。


★総合優勝=池田隆男さん

「シログチ大会3回目の出場です。過去に船別1位の経験はあるけど、総合では下の方だった。シーズンに入ると、月に1回ぐらいの割合で、シログチ釣りを楽しんでいます。今日は、肩の力を抜いて、釣れればラッキーと、気楽にいったのがよかったのかな。会場では、もっと大きな数字が飛び交っていたので、なんだか信じられない気持ちです。チャンピオンシップは、沖縄を目指して頑張ります」


マルキユー賞の幡野弘敏さん(左)と船頭賞の鈴木仁船長(右)


★マルキユー賞=幡野弘敏さん

最多尾数で争われ、『荒川屋』3号船の幡野弘敏さん(32、横浜市)が36尾で獲得。「今回でマルキユー賞は5回目です。大会には頻繁に参加しています。シログチは得意な釣り物のひとつで、他にシロギスやアジも好きですね。月に1回は海釣りを楽しんでいます。今日の仕掛けは3本バリで、餌は短め(7〜8cm)にして、房掛けにしました。最近、産まれたばかりの娘が幸運の女神です。賞が取れたのは、彼女のおかげかも」


★船頭賞=鈴木仁船長(『小柴丸』1号船)

「船頭賞は3回目です。中〜大型狙いで、いつもの猿島沖へ向かったのですが、他の船がすでに何隻か到着していたので、少しポイントをずらしました。自分の勘を信じて、移動はほとんどしませんでした。優勝した池田さんは、最近よく乗ってもらっています。腕を上げているのがわかっていたので、頑張ってほしいと思っていました。本当におめでとうございます」


★もうひとつのバトル〜ボーナス船

今回は上野ひとみさんが、『小柴丸』1号船に乗り込んだ。結果は3尾で812g。船別1位者は1141gで総合優勝。そのため、規定により船別2位とのガチンコ勝負になったが、887gの富樫さんに凱歌が上がった。富樫さんは、11月開催予定のチャンピオンシップ出場権を獲得。

★上野ひとみさん「何とか勝ちたいと思って、船宿仕掛けと、テンビン仕掛けの両方を準備しました。さらに、餌もひと工夫して、数年前に効果絶大だったというサバの切り身に、青イソメの抱き合わせパターンも実行しました。しかし、どちらも目に見える効果はなし。うーん、“策士策におぼれる”的な一日になっちゃいました」

★富樫光昭さん「考えてもいなかった。というより、ボーナス船というのも意識になかった。いやー、びっくりですよ。ひとみさん、ありがとう! 昨年のグランドチャンピオンが、この大会のボーナス船を勝ち上がった人? うーん、何ともコメントのしようがないですね。とにかく、チャンピオンシップは頑張るだけ」


【金沢八景地区大会の上位成績表】
船 宿 号船 1 位 成 績 2 位 成 績 3 位 成 績 人数
こうゆう丸 1号 (5)嘉数 光男 1012 佐藤 容子 915 増田 卓治 850 29人
2号

渡 弘幸

958 上下 和孝 956 新井田勝彦 911 23人
荒川屋 1号 戸嶋 浩明 998 金子 順一 967 平林 和宏 796 20人
2号

佐藤 勝

1004 伊澤 義春 893 園部 健次 822 20人
3号 (3)森 靖浩 1050 梅内  訓 1025 桜井 静司 1013 18人
米元釣船店 1号 石毛由利子 1006 島田 孝造

841

菅原 敏雄 834 17人
2号 安江 嘉一 897 小林 忠

787

国井 久夫 744 15人
3号 田畑 秀男 762 田窪美登利 712 竹内 文雄 692 13人
小柴丸 1号 (1)池田 隆男 1141 富樫 光昭 887 フィリップ・リッチモンド 875 23人
2号

(2)本間 晴正

1055 渡辺 麻也 996 菅野 照夫 977 23人
新修丸 1号 (4)小林 清彦 1049 平野  潔 890 杉山 博 760 18人
2号 都志 陽一 928 山崎  忠 863 笛木 俊介 833 20人

※成績の単位はグラム。1位のカッコ数字は総合順位(各船の横取り 方式)。同重量の場合は最大型1尾の重量


■小林一輝君「次は優勝狙います」

『こうゆう丸』1号船の小林一輝君(13、横浜市)は、祖父の紀久雄さん(67)、父親の恵三さん(39)、父の仲間の山口信太郎さん(28)と参加した。「小学3年の時、おじいさんに誘われて、初めて乗合船に乗ったら船酔いしちゃった。でも、今は平気だよ」。今日の成績は? 「午後に大きいのが釣れて全部で5尾。3尾の重量は700gで、入賞には足りなかった」と残念そう。「でも、次のシロギスは得意なので、優勝を狙って頑張ります」とリベンジを誓った。


■佐々木洋子さん「主人より大きいのを釣りました」

「サンスポから届いた大会案内のハガキを見て、夫婦で参加しました。主人より大きいのを釣ったけど、船別1位の重量には全然足りませんでした。くやしー!」と、『新修丸』2号船の佐々木洋子さん(39、柏市)。夫の昇さん(46)は4尾で、数では洋子さんを1尾上回り、面目を保った!? アジ、カワハギ、イカなど、3カ月に1回ぐらいのペースで夫婦で出かけるという。夫婦円満の秘訣かな?


■女性3人組で参加「今日はシログチに見放された」

『荒川屋』1号船には小林利恵子さん(47、船橋市)、星野靖枝さん(45、府中市)、福島寛子さん(59、横浜市)の女性3人組の顔があった。「釣り好きレディースクラブ」というネットのクラブ会員とか。「女性は、ひとりでは釣りに行きにくい。でも、頭の中に、“釣り”って書いてある、釣り大好き女も結構いるんですよ」。おそろいのTシャツを着込み「今日はシログチに見放されたみたい。福島さんの767gが最高成績。船別6位だから、悔しいですよ」。でも、次はきっといいことがあるでしょう!


■キターッのは40センチ超アナゴ

『米元釣船店』3号船の中原久志さん(55、八王子市)は、「サンスポの大会は10年以上参加しています。3、4年前に、横羽地区のシロギスで総合3位に入ったのが最高なので、今日は優勝! と一発狙っていました」。そして、11時頃に待望の“ドスン”のアタリがきた。「よし、やった!」の思いが一瞬頭をよぎったが、浮いたのは40cmを超えるアナゴ。「誘って釣るシロギスと違って、向こう合わせの魚なので、あちらが食ってくれなければ勝負になりません」と、達観していた。


■やったー

小雨が降る中、チャンピオンシップ出場をかけ、熱いバトルが繰り広げられた=猿島沖


★大川勝利さん(54、横浜市)
「朝の内だけで17尾。まあまあかな」
★フィリップ・リッチモンドさん(30、逗子市)
「22尾。また大会に参加するよ!」
★長澤一敏さん(46、横浜市)
「24尾と良く釣れた。先週、練習に来た甲斐がありました」
★菅野照夫さん(72、足立区)
「後半、想定通りのパターンで大型も釣れた。18尾は一応満足の範囲かな」
★森靖浩さん(34、大田区)
「初参加で29尾釣った。途切れずに食ったので、面白かった」
★櫻井伸潔さん(43、足立区)
「20尾。とても楽しかった。次回は自作の仕掛で挑戦したい」
★永井洋之さん(40、横浜市)
「楽しい大会、ずっと続けて!」
★井原忍さん(52、茅ケ崎市)
「二度目のシログチ釣り。7尾で良しとします」
★関口邦雄さん(57、横須賀市)
「3尾だけど、また参加したい気持ちになった」


■釣り天狗 トホホ・・・


★高橋重美さん(54、青梅市)
「6尾。釣れない時間が長かった。潮ぐあい? ウデ?」
★小菅義弘さん(41、横浜市)
「数は13尾だけど、大型がいなかった」
★青木憲さん(35、横須賀市)
「フロートパイプを使ったが、ダメ。6尾で終わった」
★山崎忠さん(42、練馬区)
「11尾。もう少し釣れて欲しかった。エダスの長さの失敗かな」
★永井秀夫さん(30、品川区)
「餌にイワイソメを使ったけど、ダメ。スタート時間をもっと早くして欲しい」
★近藤利明さん(63、川崎市)
「3尾だもの、不満だよ。大物らしいアタリが2回。でもバラしちゃった」
★石川幸彦さん(53、三浦市)
「手作り仕掛けがみごとに失敗で、3尾に終わった」

  • ■主催:サンケイスポーツ、サンスポ推薦船宿会
  • ■特別協賛:マルキユー株式会社
  • ■後援:ニッポン放送、フジテレビ、産経新聞、フジサンケイビジネスアイ、夕刊フジ、沖縄県、沖縄観光コンベンションビューロー
  • ■特別協力:ハヤブサ
  • ■協賛:パン粉のフライスター、ANA、白山命水、シャレコスキンケア、沖縄ツーリスト、フィールドゲート