サンスポフィッシング・チャレンジ2008
池田さん、1141グラムで圧勝! 大型シログチ3尾の重量方式=金沢八景地区大会
総合優勝でチャンピオンシップ出場権を獲得した池田隆男さん
「マルキユーCUP サンスポフィッシング・チャレンジ2008」のワンデー方式第2弾、金沢八景地区大会が30日(日)、5軒の船宿から12隻257人が参加して開催された。大型シログチ(ニベ含む)3尾の重量で争われ、全体の91パーセントが規定尾数クリアの大混戦。“花冷え”の大会を制したのは、『小柴丸』1号船の池田隆男さん(37、市川市)で1141g。唯1人1100gをオーバーしての圧勝で、11月開催予定の「チャンピオンシップ」出場権を獲得した。また、ボーナス船制度から、同じ『小柴丸』1号船の富樫光昭さん(55、横浜市)さんも、出場権を手にした。
9割が規定数超え
混戦必死−戦前の予想が100パーセント的中した。検量会場に持ち込まれるシログチは、似たようなサイズがほとんど。時折、1尾で400gオーバーのビッグも交じるが、他の2尾が中型以下と、3尾を揃えることの難しさが浮き彫りになる。「1049g」「1050g」「1055g」…読み上げる審査委員長の声に、見守る関係者も一喜一憂だ。
花冷え。そんな言葉がぴったりの陽気に「寒い!」「手がかじかむよ!」。参加者は、もうひとつの戦いも強いられた。猿島を真ん中に、浅場の北側と深場の東側。浅場は確実に数が出る。しかし、大型は深場の方が期待できる。規定尾数を釣らせた後で、大型狙いで東側へ走る船長。北側で数を釣らせながら、その中に交じる大型を待つ戦法の船長。それぞれの思惑が絡み合い、寒さの中でホットな戦いが繰り広げられた。
「1141g!」。この日一番の数字が読み上げられたのは、残り3隻という状況下だった。池田さんの3尾は、確実にボリュームが違った。
抜群のボリューム
「予備検量では船別1位だったが、会場ではもっと大きな数字が飛び交っていた。信じられない」と興奮気味の池田さん。しかし、その裏には、しっかりとしたテクニックが隠されていた。「スタートから、3本バリ仕掛けの上バリに食ってくるケースが目立ったので、タナを底ベッタリではなく、リール1回転分上げた。底の小型は用なしの意識だった」という。その結果が、至難とも言えるビッグ3尾のそろい踏みを実現させた。
状況を鋭く分析し、数にこだわらず、ひたすら大型狙い。それは「大型3尾の重量制」という大会の趣旨を、もののみごとに捉えた戦法だった。
★総合優勝=池田隆男さん
「シログチ大会3回目の出場です。過去に船別1位の経験はあるけど、総合では下の方だった。シーズンに入ると、月に1回ぐらいの割合で、シログチ釣りを楽しんでいます。今日は、肩の力を抜いて、釣れればラッキーと、気楽にいったのがよかったのかな。会場では、もっと大きな数字が飛び交っていたので、なんだか信じられない気持ちです。チャンピオンシップは、沖縄を目指して頑張ります」
マルキユー賞の幡野弘敏さん(左)と船頭賞の鈴木仁船長(右)
★マルキユー賞=幡野弘敏さん
最多尾数で争われ、『荒川屋』3号船の幡野弘敏さん(32、横浜市)が36尾で獲得。「今回でマルキユー賞は5回目です。大会には頻繁に参加しています。シログチは得意な釣り物のひとつで、他にシロギスやアジも好きですね。月に1回は海釣りを楽しんでいます。今日の仕掛けは3本バリで、餌は短め(7〜8cm)にして、房掛けにしました。最近、産まれたばかりの娘が幸運の女神です。賞が取れたのは、彼女のおかげかも」
★船頭賞=鈴木仁船長(『小柴丸』1号船)
「船頭賞は3回目です。中〜大型狙いで、いつもの猿島沖へ向かったのですが、他の船がすでに何隻か到着していたので、少しポイントをずらしました。自分の勘を信じて、移動はほとんどしませんでした。優勝した池田さんは、最近よく乗ってもらっています。腕を上げているのがわかっていたので、頑張ってほしいと思っていました。本当におめでとうございます」
★もうひとつのバトル〜ボーナス船
今回は上野ひとみさんが、『小柴丸』1号船に乗り込んだ。結果は3尾で812g。船別1位者は1141gで総合優勝。そのため、規定により船別2位とのガチンコ勝負になったが、887gの富樫さんに凱歌が上がった。富樫さんは、11月開催予定のチャンピオンシップ出場権を獲得。
★上野ひとみさん「何とか勝ちたいと思って、船宿仕掛けと、テンビン仕掛けの両方を準備しました。さらに、餌もひと工夫して、数年前に効果絶大だったというサバの切り身に、青イソメの抱き合わせパターンも実行しました。しかし、どちらも目に見える効果はなし。うーん、“策士策におぼれる”的な一日になっちゃいました」
★富樫光昭さん「考えてもいなかった。というより、ボーナス船というのも意識になかった。いやー、びっくりですよ。ひとみさん、ありがとう! 昨年のグランドチャンピオンが、この大会のボーナス船を勝ち上がった人? うーん、何ともコメントのしようがないですね。とにかく、チャンピオンシップは頑張るだけ」
| 【金沢八景地区大会の上位成績表】 |
| 船 宿 |
号船 |
1 位 |
成 績 |
2 位 |
成 績 |
3 位 |
成 績 |
人数 |
| こうゆう丸 |
1号 |
(5)嘉数 光男 |
1012 |
佐藤 容子 |
915 |
増田 卓治 |
850 |
29人 |
| 2号 |
渡 弘幸 |
958 |
上下 和孝 |
956 |
新井田勝彦 |
911 |
23人 |
| 荒川屋 |
1号 |
戸嶋 浩明 |
998 |
金子 順一 |
967 |
平林 和宏 |
796 |
20人 |
| 2号 |
佐藤 勝 |
1004 |
伊澤 義春 |
893 |
園部 健次 |
822 |
20人 |
| 3号 |
(3)森 靖浩 |
1050 |
梅内 訓 |
1025 |
桜井 静司 |
1013 |
18人 |
| 米元釣船店 |
1号 |
石毛由利子 |
1006 |
島田 孝造 |
841 |
菅原 敏雄 |
834 |
17人 |
| 2号 |
安江 嘉一 |
897 |
小林 忠 |
787 |
国井 久夫 |
744 |
15人 |
| 3号 |
田畑 秀男 |
762 |
田窪美登利 |
712 |
竹内 文雄 |
692 |
13人 |
| 小柴丸 |
1号 |
(1)池田 隆男 |
1141 |
富樫 光昭 |
887 |
フィリップ・リッチモンド |
875 |
23人 |
| 2号 |
(2)本間 晴正 |
1055 |
渡辺 麻也 |
996 |
菅野 照夫 |
977 |
23人 |
| 新修丸 |
1号 |
(4)小林 清彦 |
1049 |
平野 潔 |
890 |
杉山 博 |
760 |
18人 |
| 2号 |
都志 陽一 |
928 |
山崎 忠 |
863 |
笛木 俊介 |
833 |
20人 |
※成績の単位はグラム。1位のカッコ数字は総合順位(各船の横取り
方式)。同重量の場合は最大型1尾の重量 |
■小林一輝君「次は優勝狙います」
『こうゆう丸』1号船の小林一輝君(13、横浜市)は、祖父の紀久雄さん(67)、父親の恵三さん(39)、父の仲間の山口信太郎さん(28)と参加した。「小学3年の時、おじいさんに誘われて、初めて乗合船に乗ったら船酔いしちゃった。でも、今は平気だよ」。今日の成績は? 「午後に大きいのが釣れて全部で5尾。3尾の重量は700gで、入賞には足りなかった」と残念そう。「でも、次のシロギスは得意なので、優勝を狙って頑張ります」とリベンジを誓った。
■佐々木洋子さん「主人より大きいのを釣りました」
「サンスポから届いた大会案内のハガキを見て、夫婦で参加しました。主人より大きいのを釣ったけど、船別1位の重量には全然足りませんでした。くやしー!」と、『新修丸』2号船の佐々木洋子さん(39、柏市)。夫の昇さん(46)は4尾で、数では洋子さんを1尾上回り、面目を保った!? アジ、カワハギ、イカなど、3カ月に1回ぐらいのペースで夫婦で出かけるという。夫婦円満の秘訣かな?
■女性3人組で参加「今日はシログチに見放された」
『荒川屋』1号船には小林利恵子さん(47、船橋市)、星野靖枝さん(45、府中市)、福島寛子さん(59、横浜市)の女性3人組の顔があった。「釣り好きレディースクラブ」というネットのクラブ会員とか。「女性は、ひとりでは釣りに行きにくい。でも、頭の中に、“釣り”って書いてある、釣り大好き女も結構いるんですよ」。おそろいのTシャツを着込み「今日はシログチに見放されたみたい。福島さんの767gが最高成績。船別6位だから、悔しいですよ」。でも、次はきっといいことがあるでしょう!
■キターッのは40センチ超アナゴ
『米元釣船店』3号船の中原久志さん(55、八王子市)は、「サンスポの大会は10年以上参加しています。3、4年前に、横羽地区のシロギスで総合3位に入ったのが最高なので、今日は優勝! と一発狙っていました」。そして、11時頃に待望の“ドスン”のアタリがきた。「よし、やった!」の思いが一瞬頭をよぎったが、浮いたのは40cmを超えるアナゴ。「誘って釣るシロギスと違って、向こう合わせの魚なので、あちらが食ってくれなければ勝負になりません」と、達観していた。
■やったー
小雨が降る中、チャンピオンシップ出場をかけ、熱いバトルが繰り広げられた=猿島沖
- ★大川勝利さん(54、横浜市)
- 「朝の内だけで17尾。まあまあかな」
- ★フィリップ・リッチモンドさん(30、逗子市)
- 「22尾。また大会に参加するよ!」
- ★長澤一敏さん(46、横浜市)
- 「24尾と良く釣れた。先週、練習に来た甲斐がありました」
- ★菅野照夫さん(72、足立区)
- 「後半、想定通りのパターンで大型も釣れた。18尾は一応満足の範囲かな」
- ★森靖浩さん(34、大田区)
- 「初参加で29尾釣った。途切れずに食ったので、面白かった」
- ★櫻井伸潔さん(43、足立区)
- 「20尾。とても楽しかった。次回は自作の仕掛で挑戦したい」
- ★永井洋之さん(40、横浜市)
- 「楽しい大会、ずっと続けて!」
- ★井原忍さん(52、茅ケ崎市)
- 「二度目のシログチ釣り。7尾で良しとします」
- ★関口邦雄さん(57、横須賀市)
- 「3尾だけど、また参加したい気持ちになった」
■釣り天狗 トホホ・・・
- ★高橋重美さん(54、青梅市)
- 「6尾。釣れない時間が長かった。潮ぐあい? ウデ?」
- ★小菅義弘さん(41、横浜市)
- 「数は13尾だけど、大型がいなかった」
- ★青木憲さん(35、横須賀市)
- 「フロートパイプを使ったが、ダメ。6尾で終わった」
- ★山崎忠さん(42、練馬区)
- 「11尾。もう少し釣れて欲しかった。エダスの長さの失敗かな」
- ★永井秀夫さん(30、品川区)
- 「餌にイワイソメを使ったけど、ダメ。スタート時間をもっと早くして欲しい」
- ★近藤利明さん(63、川崎市)
- 「3尾だもの、不満だよ。大物らしいアタリが2回。でもバラしちゃった」
- ★石川幸彦さん(53、三浦市)
- 「手作り仕掛けがみごとに失敗で、3尾に終わった」
- ■主催:サンケイスポーツ、サンスポ推薦船宿会
- ■特別協賛:マルキユー株式会社
- ■後援:ニッポン放送、フジテレビ、産経新聞、フジサンケイビジネスアイ、夕刊フジ、沖縄県、沖縄観光コンベンションビューロー
- ■特別協力:ハヤブサ
- ■協賛:パン粉のフライスター、ANA、白山命水、シャレコスキンケア、沖縄ツーリスト、フィールドゲート