2007.7.12 サンスポ記事より

 

サンスポ釣り面ニュース

サンスポフィッシング・チャレンジ2007
重松さんV イサキ3尾1194g=外房地区大会

総合優勝の重松剛さん

「マルキユーCUP サンスポフィッシング・チャレンジ2007」のワンデー方式・外房地区大会が8日、9軒の船宿から10隻154人が参加して開催された。イサキ大型3尾の重量による熱戦を制したのは、『義丸』に乗船した重松剛さん(64、つくばみらい市)で1194g。2位以下が大混戦を展開する中、頭ひとつ抜け出した。また、ボーナス船制度からは、『不動丸』1号船の石崎勉さん(59、江東区)が、対戦相手の藤井魚聖さんに堂々の勝利。共に11月開催予定の「チャンピオンシップ」出場権を獲得した。


2位と56グラム差

「2、3日前に荒食いしたポイントをやったけど、前半は食わなかったね。反応はあるのに、なぜか活性が低かった。おまけにサバが邪魔して釣りにくくもあった」と、優勝した『義丸』の木原義一船長。そのことばに代表されるように、スタート直後の各船の状況は、決して芳しくはなかった。御宿沖からも、勝浦沖からも、そして小湊沖からも、似たような状況を報告しあう無線が流れていた。そして、もうひとつ。「小さいのが多いなー」のため息も、各船共通の悩み? だった。


「いつも通りにやるしかない。特別なことはできない。後は、釣り人の根気と知恵」-そんな船長達の思いに、必死で応える参加者。その中の1人に重松さんもいた。食い渋りにどう対応したのか。「イサキ釣りは20年以上やっている」というベテランは、途中で仕掛けを大胆に切り替えた。「朝のうちの3時間ぐらい全く釣れなかった。そこで、持参した仕掛けの中から、カラーバリ仕掛けを選んだ。それに、付け餌のイカ短を幅3ミリ、長さ8ミリぐらいにカットして、ヒラヒラさせるイメージで誘った」。これが当った。1尾で430gのビッグを筆頭に、大型が食ってきたのだ。ベテランの知恵が、かたくなな大型イサキの口をこじ開けたといえる。それは、限りなく“勝利”に近付いた瞬間でもあった。


 2位から5位までの差が55g。2位と1位の差が56g。船長でさえ悩む状況の中、重松さんは、自らの工夫と決断で、まさに“混戦に断”を下したといえる。


★総合優勝=重松剛さん

「この大会は2度目です。2002年に出た時は、入賞すらできなかった。それが、一気に頂上に駆け上がれるなんて、とても信じられない気持ちです。途中で仕掛けを切り替えて大型が来ました。この時期は月に1、2回イサキ釣りを楽しんでいる。その成果出たということでしょう。それにしても、工夫の大事さを、私自身も改めて教えられましたよ」


マルキユー賞の松崎敏行さん(左)と船頭賞の木原義一船長(右)


★マルキユー賞=松崎敏行さん

最多尾数で争われ、『不動丸』2号船の松崎敏行さん(58、江東区)が35尾で獲得した。「うれしいですね。この賞は初めてです。サバが多かったので、3本バリから2本バリにして、大型狙いに徹したんですが…。左舷のトモだったので、比較的オマツリが少なく、それが数が伸びた原因。仲間4人と参加しましたが、いつも負けているので、今日ばかりは自慢しますよ」


★船頭賞=木原義一船長(『義丸』)

「実は、昨年に続いての船頭賞です。今年は、苦しい戦いで、こんな結果になるなんて、夢にも思わなかった。後半になって、やっと食い出したけど、それまではお手上げだったからね。ま、総合3位ぐらいにランクインできれば、それで上出来と思っていました。一生懸命頑張ってくれた参加者に感謝ですよ。来年? 一応、3連覇を目指します」


 


★ボーナス船 石崎さんが競り勝つ

藤井魚聖さんが、『不動丸』1号船に乗り込んだ。表彰式会場に戻ってきた魚聖さんの第一声は「いやー、小さいのが多かった」。そして、3尾の重量は506g。対する船別1位の石崎勉さんは、859gをマークして、みごと魚聖さんに競り勝った。

▼藤井魚聖さん「大型を揃えるのは、やはり難しいです。スタートからダブル、トリプルで数は順調に伸びたが、どうしても型が…。勝敗を競うだけのものが来なかった。仕掛けを替え、餌を替えて工夫したが、どれも決め手に欠けた。数は17尾で、船中トップ。今回は、それで勘弁というところですね」

▼石崎勉さん「魚聖さんが乗っているのは知っていました。でも、ボーナス船制度のことは知らなかった。勝ったんですか、本当に? いやー、光栄です! 船長の指示を守って、真面目にやってよかった。釣りは楽しめればいいと思っているので、その結果でこんなすごいことになって、運がよかった」


【外房地区大会成績】
船 宿 号船 1 位 成 績 2 位 成 績 3 位 成 績 人数
小沢丸 1号 小林靖典 996 鈴木新太郎 809 大谷武士 795 17人
寿々木丸 1号 (4)川上昌之 1099 福羅通明 941 矢島富志男 840 10人
八幡丸 1号 渡辺光雄 951 浅野義隆 897 ??山??雄 879 18人
宏昌丸 1号 (3)??澤 進 1134 内田英典 924 鈴木吉英 897 13人
鈴丸 1号 合原 隆 864 鈴木喜治 844 戸沢孝行 732 20人
不動丸 1号 石崎 勉 859 増本誠司 763 本多和雄 723 19人
2号 (2)御園茂雄 1138 松崎敏行 980 ??山善雄 940 7人
美法丸 1号 田中裕平 808 木下昌直 800 桜井 正 730 10人
太平丸 1号 (5)石川利行 1083 渡辺英保 1046 森本正二 1040 20人
義丸 1号 (1)重松 剛 1194 坂田富男 1052 羽入 清 992 20人

※成績の単位はグラム。1位のカッコ数字は総合順位(各船の横取り 方式)。同重量の場合はは最大型1尾の重量


■坂田さん満足「今晩は3点盛り」

『義丸』に乗船した、千葉市の坂田富男さん(58)は、なんと2キロ級のヒラメをゲット。「隣の人が大物を釣ったようなので、玉網を取りに行って戻ったらかかっていた」と笑う。「引きは凄かったですよ。ガクンと来ました。かつて3・5キロのヒラメも釣ったことがあります。それもアジを釣りに行ってです」と苦笑い。気になるこの日の釣果は18尾。さらにサバも釣れたとのことで、「シメサバとヒラメとイサキで、今晩は3点盛りですわ」と満足そうだった。


■初船釣り峰島君健闘「将来は釣り船か漁師に」

「大きいのを5〜6尾バラシたのが痛かったです。あれがなければ…」と悔しがるのは、『美法丸』で船別1位、総合でも10位に輝いた田中裕平君(15、茂原市)。県立勝浦若潮高校1年生で、クラスメートの峰島直樹君(15)と参加した。  釣りや海好きが高じて、海洋学科系列の授業のある同高校を希望し、茂原市から通っている。「将来は漁業関係の仕事がしたい。釣り船か漁師になりたいな」とすでに将来を見据えている。一方、いすみ市の峰島くんは、この日が船釣りデビュー。「3尾です。難しかった」


■やったー

おっ、一荷だ! でも小さいか…。参加者はより大型を求めて熱い戦いを繰り広げた=勝浦沖


★高澤進さん(62、千葉市)
「15尾。サバが多く仕掛けが大変だった」
★東海林徹さん(39、我孫子市)
「付け餌にもっと気を使えばよかった」
★矢代邦弘さん(49、品川区)
「大きいのはことごとくハリス切れ。残念!!
★五十嵐力さん(66、江東区)
「21尾。まあまあ。昨年まで5年連続で船別1位。6年連続が断たれた」
★佐野正さん(70、船橋市)
「23尾。まあまあです。餌はバイオを少し長めに切ったものを使いました」
★吉田宏二さん(55、市川市)
「18尾。デカイのを目前でバラした」
★武政芳徳さん(44、川口市)
「10尾。イカ短はなるべく小さくしました」

■釣り天狗 トホホ・・・

★高野浩一さん(46、横浜市)
「8尾。不満です」
★江副元信さん(59、市原市)
「15尾。あまり良くなかった」
★浅野義隆さん(59、江戸川区)
「20尾、ダメでした。先週来て4尾で2・3キロ釣ってしまったのが大失敗」
★??山??雄さん(57、江戸川区)
「16尾。不満です。イマイチでした」
★岡田政弘さん(60、江戸川区)
「9尾。不満です」
★阿部久男さん(64、千葉市)
「サバが邪魔で釣果はイマイチでした」
★古沢卓さん(36、横浜市)
「4尾ですから。不満です」

  • ■主催:サンケイスポーツ、サンスポ推薦船宿会
  • ■特別協賛:マルキユー株式会社
  • ■後援:ニッポン放送、フジテレビ、産経新聞、フジサンケイビジネスアイ、夕刊フジ、沖縄県、沖縄観光コンベンションビューロー
  • ■特別協力:ハヤブサ
  • ■協賛:パン粉のフライスター、ANA、釣具の丸勝、ティファ、トレッカ、シャレコスキンケア、エム・ケー珈琲、熱海聚楽ホテル、沖縄ツーリスト、フィールドゲート、アイシーエヌ