2006.3.2 サンスポ記事より

 

サンスポ釣り面ニュース

サンスポフィッシング・チャレンジ2006
森田さんカレイなV ビッグ44.6cm=東京湾奥地区大会

今年も「マルキユーCUP サンスポフィッシング・チャレンジ2006」がスタートした。開幕戦は、東京湾奥地区のカレイ。4軒の船宿から9隻146人が参加して、最大型1枚の全長で激しい戦いを展開した。優勝は森田美明さん(43歳・豊島区=『荒川屋釣船店』2号船)で、ただ1人40cmオーバーの44.6cm。11月開催予定の「チャンピオンシップ」出場権獲得第1号になった。また、『荒川屋釣船店』は、この大会3年連続優勝の快挙を達成した。


厳しい条件で

総合優勝の森田美明さん

朝から冷たい雨と風。開幕戦は、いきなり厳しい条件下でのスタートとなった。参加9隻は、実績重視の羽田沖組と、より大型狙いの小柴沖組に分かれた。どちらに“女神”は微笑むのか。


小柴沖を選択

『荒川屋釣船店』の2隻はそろって小柴沖を選択していた。山下泰司船長は「完全なる大型狙い。数は期待できないので、アタリがあるたびに祈るような思いだった」と振り返る。そんな船長が、密かに期待している時間帯があった。それは「干潮から、上げ潮への変わりっぱなの潮の流れ」。じっと我慢の時間が流れる。そして、午前11時過ぎ、待ちに待った時が訪れたのだ。潮が流れた…。ワンチャンス−「竿先にコツコツの明確なアタリ。竿を少し送り込み、餌をしっかり飲み込ませるつもりで対応した」と、森田さん。ゆっくりと水面に浮かせたのは、「ヒラメかと思った」ほどのビッグワンだった。船長の読みが完結した瞬間だ。

森田さんは、普段はフライが専門で「カレイ釣りは初めて」だった。何と、出場を決意してから「本を読んで勉強した」という。まさにカレイ釣りでは、超がつくほどのビギナーだったのだ。全146人中、カレイを手にしたのは53人で36.3パーセント。シビア過ぎる数字が示された開幕戦を制したのは、カレイ初挑戦の釣り人。今年もいきなりの“サプライズ”で、ロングラン大会の幕が開いた。


●総合優勝=森田美明さん

「え、優勝? 本当に? 最高! でも、ビギナーズラックですよ。フライフィッシングに夢中ですが、シーズンオフに、たまに海釣りをします。ハゼやシロギスは釣ったことがあるけど、カレイは釣ったことがありません。大会参加も初めてで、運があったとしか思えません。チャンピオンシップは上位入賞して、ぜひともトルコ&地中海に行きたい。全力を尽くし頑張ります」


船頭賞の山下泰司船長(左)とマルキユー賞の渡辺利雄さん(右)

●船頭賞=山下泰司船長(『荒川屋釣船店』2号船)

「大型狙いで小柴沖へ直行しました。ただ、食いが渋くて、胃がボロボロにされる気分でした。参加者にも我慢を強いる結果になりましたから。でも、読み通り、11時過ぎに一瞬だけ潮が流れた。そのワンチャンスを森田さんがモノにして、ビッグをゲットしてくれました。ありがとう、そして本当におめでとうと言いたいですね」

●マルキユー賞=渡辺利雄さん(59歳、流山市)が最高枚数3枚で獲得

「カレイ釣りが大好きで毎年参加してます。過去に総合5位入賞してますが、昨年の大会はオデコ…。今年こそ!! の気持ちで参加しました。11時〜正午の1時間で3枚連続ゲット。大型が交じらず残念でしたが、最高の気分です」


【東京湾奥地区成績】
船 宿 号船 1 位 成 績 2 位 成 績 3 位 成 績 人数
ひらい丸 1 角川俊雄 34.6 粟竹 実 25.3 望月恒夫 20.0 15
荒川屋釣船店 1 (2)前田孝志 39.1 三井康広 39.0 久保耕一 37.5 21
2 (1)森田美明 44.6 清水達夫 37.7 中原久志 18.6 19
吉野屋 1 渡辺哲朗 31.8 須藤喬弘 28.6 内藤昌久 20.0 14
2 山田 亨 32.7 千田貴之 29.5 佐藤裕之 29.0 12
3 (4)菊池友安 37.0 神野祐一 21.5 井上 隆 18.5 14
伊藤遊船 1 (3)山田延弘 37.0 山田美鈴 34.0 石川総雄 32.5 17
2 成田秋彦 32.6 古川秀雄 31.7 東海林幸吉 31.5 16
3 (5)鯨岡敦彦 36.4 狩野晃浩 34.0 渡辺利雄 32.0 18

※成績の単位はcm。1位のカッコ数字は総合順位(各船の横取り方式)。同寸の場合は重量で決定


■荒友会の紅一点 中本弘美さん33cmゲット

中本弘美さん

『荒川屋釣船店』の常連客たちが作る「荒友会」。その荒友会の紅一点として『荒川屋釣船店』1号船に乗り込んだのが、埼玉・川口市から参加した中本弘美さん(53)だ。「会のメンバーは全員で20人ぐらい。女性も数人いるんですが、今日はたまたま私一人なんです」

釣り歴は今年5月で2年と浅いものの、「どうしてもカレイが釣りたくて」と、昨年から2年連続でこの大会に参加。「昨年は25cm、今年は33cmでした。もう釣りは病みつきです」とすっかりハマっている様子。

女性参加者全員に贈られるレディース賞に加えて、そのうちの1人だけに贈られる化粧品・シャレコスキンケアセットもゲットし、思わずガッツポーズを見せた。





■戸嶋浩明さんカレイにあえず70cmスズキ

戸嶋浩明さん

外道は大物!? 『荒川屋釣船店』2号船で何と70cmのスズキが釣り上げられた。

「まさかカレイの仕掛けでスズキが釣れるとは…。最初は当然カレイだと思ったんです。途中から引きが強くなったんで、これは優勝間違いなしの大物とワクワクしたんですが…」。うれしいやら、がっかりやらの表情なのは東京・荒川区から参加した戸嶋浩明さん(43)。

この大会には毎回参加しているが、4年連続で“本命”のカレイには出会っていないとか。

「以前にもキスの仕掛けで52cmのマコガレイを釣ったことがありますが、カレイの仕掛けでこんな大物が釣れるなんて。ハリを奥まで飲み込んでくれたおかげで、バレずにすんだんでしょうね」と分析していた。





■やったー

「よし、きた!」。大事に大事に…。雨中の決戦のひとコマ=東京湾・小柴沖

★山田延弘さん(鳩ケ谷市・37歳)
「2枚釣りました。2本竿のうちの1本が、海の中で魚のいるポイントを見つけてくれたので、釣れたのかな?」
★渡辺哲朗さん(浦安市・59歳)
「31.8cmを釣って、船別1位でした。仕掛けのビーズ玉を大きくしたのが成功した」
★佐藤裕之さん(江戸川区)
「防寒対策が不足していた。それに持参したアサリ餌を使うのを忘れた。でも、1枚釣れたから最高!!」
★山田亨さん(さいたま市・65歳)
「昨年は船別2位、今年は念願の1位。うれしい限りですよ」
★薗田勝男さん(船橋市・36歳)
「何と30cmオーバーを2枚! 1枚は“上げて下さーい”のアナウンスで手に取った竿に、みごとにフック。驚いちゃいました」
★山田美鈴さん(鳩ケ谷市・41歳)
「朝から雨で寒いし、魚は釣れないし…。どうなるかと思っていたら25.5cmと、ラスト10分で34cmが釣れ、朝からのつらさがどこかへ飛んで行った気がします。楽しかった!」

■釣り天狗 トホホ・・・

★佐藤文夫さん(北区・57歳)
「雨で集中力なし!」
★桜井厚さん(江戸川区・37歳)
「気合を入れて臨んだが、空回りに終わった。持参した餌のアサリも無駄…」
★野口聖一さん(川口市・64歳)
「オデコ。原因は仕掛けの動かしすぎ!」
★清水英保さん(荒川区・72歳)
「18cmを1枚釣った。言いたいのは、船釣りの場合、帽子にはあごひもがあった方がいいということ」(参加賞の帽子ですね、検討します!)
★加藤公夫さん(足立区・60歳)
「潮が濁っていたので、派手な仕掛けにしたが効果なし。昨年と同じオデコだ!」
★多田博さん(江戸川区・48歳)
「1枚釣ったけど、上位入賞のビッグではなかった。竿を動かしすぎたようだ」
★岡本信吾さん(江戸川区・37歳)
「オデコ。今日の自慢? なし。工夫? なし。過去の入賞実績? 特になし!」
★三井康広さん(川口市・43歳)
「終了20分前に39cmを釣り、表彰式の情景を思い描いていたら、39.1cmを釣られた。釣った直後、缶酎ハイで早々と祝杯を上げていたのに…」

  • ■主催:サンケイスポーツ、サンスポ推薦船宿会
  • ■特別協賛:マルキユー株式会社
  • ■後援:ニッポン放送、フジテレビ、産経新聞、フジサンケイ ビジネスアイ、夕刊フジ、トルコ共和国大使館
  • ■特別協力:ハヤブサ
  • ■協賛:パン粉のフライスター、熱海聚楽ホテル、釣具の丸勝、ティファ、シャレコスキンケア、エム・ケー珈琲、トレッカ、アイシーエヌ、ユーハウス