2008.4.17 更新

 

竿々学々(実釣編)

−父君と師匠の影響ですっかり釣りに目覚めたS嬢。『実釣編』では、
釣りや魚を「知る」ことから、「実釣体験」を目指すことに…。(毎週木曜更新)−

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■千葉県・内房、浜金谷沖の“黄金アジ”絶好調!―ブランド魚の草分け―

アジ

―― 師匠、いつだったか九州・佐賀関の“関アジ、関サバ”のお話を聞いたことがあったじゃないですか。

「おお、確かに覚えがある。しかし、その時、言ったことを一部訂正したい」

―― えっ、どう言うことですか。

「確かに“関アジ、関サバ”をブランド魚として全国に広めたのは、あの時も言ったように佐賀関町のお役人なんだが、どうやらそれよりずっと以前から“関アジ、関サバ”という呼び方はしていたようだな」

―― へ〜、そうなんですか。

「しかも、“関アジ、関サバ”の“関”は、佐賀関の関ではなく、山口・下関の関だという話も聞いた。どうやらあの付近(山口、福岡、大分)では、関門海峡から豊後水道に通じる海域で釣れるアジ、サバをかなり以前から“関アジ、関サバ”と呼んでいたようだな」

―― その関が、佐賀関じゃなくて下関だってことなんですか。

「ということらしいが、正直言って真偽の程は分からん。それで、お前は何を聞きたいんだ」

―― そうそう、肝心の話を忘れるところでした。あのですね。そのブランド・アジのことなんですが、父の話では、“関アジ、関サバ”が有名になる前から千葉・内房の浜金谷沖で“黄金アジ”というブランド・アジがあると聞いたんですが、師匠は知っていますか。

「勿論、知っている。お前にも話したことがあったような気がするがな。体色が黄色っぽいアジが交じるんだが、それを黄金アジと称している。一番美味いのは秋だが、その他の時期でも、そこそこ脂が乗っていて美味いアジだ」

―― 以前、聞いたことがありましたっけ。そう言えば、聞いた気もしますが…。

「話した。確かに以前話した気がする。まあ、いいや。それで、そのブランド・アジがどうした」

―― 父の話では、ここに来て凄く釣れているって聞いたもんですから。

「おお、確かにこのところ絶好調だな。最低でも40〜50尾、トップは連日のように束釣りしているからな。しかも型もよくって24、25cmから35cm級っていうんだから言うことなしだな」

―― 父にサビキ釣りって聞いたんですが、そうなんですか。

「確かに、浜金谷沖では、サビキ釣りが中心なんだが、今のところ、サイズがいいためか、ビシ釣りの方がいいみたいだな」

―― 釣り場が凄く近いって聞いたんですが。

「ああ、航程2、3分の目と鼻の先から釣れる」

―― それじゃ、船に弱いお友達でも大丈夫ですね。

「ああ、風さえ吹かなければ、ファミリーフィッシングにもピッタリだ」

―― 分かりました。今度の週末、お友達を誘って行って来ます。