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2008.2.21 更新 竿々学々(実釣編)−父君と師匠の影響ですっかり釣りに目覚めたS嬢。『実釣編』では、 ■外房のイサキ好調!―旬は初夏だが、周年釣れる―
―― 師匠、師匠! 「何だ、やかましい!風邪で頭がボーッとしているんだから、静かに話せ、静かに」 ―― 風邪ですか、今年の冬は本当に寒いですから、気を付けて下さいよ。もう若くないんですから。 「うるせいっ。若くないだけは余計だろう。それで何なんだ、朝っぱらから」 ―― いえね〜、以前聞いた時に私の記憶に間違いがなければイサキの旬は初夏だって言っていましたよね。 「おお、その通りだ。しかし、最近というか、かなり以前から外房の船宿で年末のうちから乗合船を出すようになってシーズンが不明確になっちまっているがな」 ―― やっぱりそうなんですか。父たちが、御宿の船宿さんからイサキ釣りに行って来たって言うもんですから、『イサキってこんな時期から釣れたっけ』って思ったわけですよ。 「俺もイサキって言うと、夏っていうイメージなんだが、ほとんど周年何処かから乗合船が出ているからな」 ―― 何か最近、そういう釣り物が増えた気がしませんか。これも地球温暖化の影響なんですかね。 「まあ、そういう釣り物もあるかも知れんが、イサキについては、違うんじゃね〜か。元々、イサキは根につくタイプがいて、場所によっては周年釣れていたからな」 ―― そうなんですか。それじゃ、外房のイサキもそういうタイプの魚なんですか。
「そうだな、確かにシーズン初期、と言っても年末だがな。その頃釣れるのは、根つきが中心だけど、早い群れは沖から入って来るみたいだな」 ―― ふ〜ん。その沖から入ってくる魚って区別がつくんですか。 「う〜ん、船長やベテランファンの中には、分かるって人もいるんだが、俺には区別がつかないな。今度、見分け方を教わっておくよ」 ―― ところで、今のイサキ釣りって難しいんですか。 「イサキ釣りのコツは、1にも2にも正確なタナ取り。これに尽きる。いつでも何処でもそれは変わらない。船長の指示するタナを正確に守る−これ以外にコツはないな。アジのように口が弱いわけでもないし、ハリ掛かりすればほとんどバレることもないしな」 ―― それじゃ、私にも十分釣れますね。 「おお、十分釣れると思うよ。今のところ水深も35〜40mのラインだし、日並みさえよければ面白い釣りが楽しめるはずだ」 ―― イサキのお刺し身は美味しいですものね。 「今の時期は、まだ脂がそれ程乗っていないから塩焼きなんかで食うなら、刺し身の方が美味いぞ」 ―― そうなんですか。 「それと、外房名物、ナメロウとサンガ焼きの材料にもピッタリだな」 ―― ええ、知っています。長ネギ、ショウガをみじん切りにしたものと一緒に叩いたやつですよね。あれ、私も大好きです。 「おお、よく知っているな。ナメロウをアワビの貝殻に詰めて焼いたのがサンガ焼きだってことも知っているな」 ―― はい。沢山釣って来てご馳走してあげますよ。 「おお、久しく食ってないから、楽しみにしているぞ」 ![]() |
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