2008.2.7 更新

 

竿々学々(実釣編)

−父君と師匠の影響ですっかり釣りに目覚めたS嬢。『実釣編』では、
釣りや魚を「知る」ことから、「実釣体験」を目指すことに…。(毎週木曜更新)−

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■茨城沖のハナダイ釣り―活きエビ餌の食わせ釣り―

ハナダイ

―― 師匠、父に聞いたんですが、茨城の日立沖や那珂湊沖では、ハナダイの活きエビ餌の食わせ釣りっていうのが楽しめるそうですね。最近、沖釣りと言うと、コマセを使った釣りが当たり前になっちゃっているような気がしていたんで、ちょっと新鮮な感じを受けたんですが。

「ほほう、おっしゃいますね。確かに、最近の沖釣りは、シロギスやカレイと言った底釣りの魚を除くと、コマセを使った釣りが物凄く多くなったよな。そこへいくと、胴突き仕掛けを使った活きエビ餌の食わせ釣りは、沖釣りの原点みたいな釣り方だからな」

―― ですよね〜。私もそんな気がしたんですよ。

「個人的な好みを言わせて貰えば、俺はコマセ釣りはあんまり好きじゃない。確かに優れた釣法で魚もよく釣れる。しかし、何か漁的な要素が強い気がしないでもないしな」

―― 生意気言わせて貰えば、私もコマセ釣りはあまり好きじゃないですね。とくにイワシのミンチのコマセ釣りは苦手ですね

「まあな。あの臭いはいくらやっても好きになる臭いじゃね〜からな」

―― ところで、父の話では、その茨城沖のハナダイの活きエビ餌の食わせ釣りが絶好調だそうじゃないですか。

「おお、今シーズンはとくにいいな。日並みや潮ぐあいで少しはムラはあるようだが、条件のいい日には、トップが束釣り(100尾以上)をすることも全く珍しくないからな」

―― 束釣りですか。型はどうなんですか。

「15、16cmから20cm足らずのいわゆるハナダイサイズが中心だが、30cm前後の大型も結構交じっている。それに今シーズンは、25〜35cmくらいのマダイもかなり交じっているようだな」

―― へ〜、何か凄く面白そうですね。釣り方のコツは何かあるんですか。

「タナはほとんど底近くだし、アタリもハッキリしているから、そんなに難しい釣りじゃない。一番大事なのは、餌の活きエビの付け方かな」

―― 何か特別な付け方があるんですか。

「いいや、ただ真っ直ぐに付ければいいんだ。エビが真っ直ぐに付いていないとハリスがよれてオマツリしやすくなるし、食いも悪くなる。尾羽を口で噛み切ってハリを少し深く刺したらそのまま腹側に抜けばいい。その時、エビの腰が曲がらないように真っ直ぐ付けることだ」

―― 分かりました。他に注意することはありますか。

「食いのいい時には、向こう合わせでも掛かってくるが、ちょっとでも食いが渋い時には、しっかりと合わせた方がいいな」

―― ハナダイのコブ締めと鯛飯は美味しいですよね。沢山釣れたらご馳走して差し上げますね。

「おお、楽しみにしているぞ」