2007.10.18 更新

 

竿々学々(実釣編)

−父君と師匠の影響ですっかり釣りに目覚めたS嬢。『実釣編』では、
釣りや魚を「知る」ことから、「実釣体験」を目指すことに…。(毎週木曜更新)−

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■東京湾・ショウサイフグ好調!―腕の差が出る釣り物―

フグ

―― 師匠、東京湾のショウサイフグが絶好調だと聞いたんですが、本当ですか。

「ああ、本当だ。ここに来て気温、潮温が下がってきたせいか、急に数が伸びだした。ベテラン勢の中には、50尾前後の大釣りをする人も少なくないからな」

―― でも、それって本当にうまい人の話でしょう。東京湾のフグって凄く難しい釣り物ですよね。

「よく分かっているな。東京湾のフグは、年がら年中難しいわけじゃないんだが、確かに腕の差が出る釣り物だ」

―― 簡単に釣れる時もあるんですか。

「お前は、外房のショウサイフグの成績を釣果速報で見たことがあるだろう。物凄く釣れていなかったか」

―― そう言えば、束釣り(100尾以上)が連発しているのを見た覚えがあります。

「あれも東京湾と同じショウサイフグだ。同じショウサイフグなのに東京湾では、10尾釣れるようになるのに何回も通わなければならないのに、外房では、ビギナーがいきなり30尾、40尾と釣っちまうことがあるんだ」

―― そうなんですか。何でそんなに違うんですか。

「正直言うと明確には分からない。俺は、魚影の濃さの違いが最も大きな理由だと思っているんだが、本当にそうかと言われると自信がない」

―― 魚が沢山いれば、先を争って餌を食べるから、勢い余ってハリに掛かってしまうってことですか。

「俺はそうじゃないかと思っているんだが…」

―― 東京湾でも、同じことが起こらないんですか。

「イヤ、起こる。だからさっき年がら年中難しいわけではないって言ったろう。東京湾でも誰にでも簡単に釣れる時があるんだ」

―― 今はどうなんですか。

「これからの時期は、比較的難しいが、それでも最近の成績を見ていると、相当に魚影は濃いみたいだから、お前でも結構釣れるんじゃないか」

―― これからの時期には、フグは一段と美味くなるからな。沢山釣れたら、鍋でも作ってご馳走してくれ。

「それはいいですが、師匠にご馳走するくらい釣れるんですかね」

―― とにかく船長の言うことを忠実に守って釣ることだな。

「はい、分かりました。そうします」

―― いい心がけだ。最近は、かなり良型も交じるようになっているから、15、16尾も釣れば十分に鍋が堪能出来るはずだ。

「15、16尾ですね。分かりました。頑張ります」