2007.8.2 更新

 

竿々学々(実釣編)

−父君と師匠の影響ですっかり釣りに目覚めたS嬢。『実釣編』では、
釣りや魚を「知る」ことから、「実釣体験」を目指すことに…。(毎週木曜更新)−

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■駿河湾・ルアー釣りのシイラ!―別名、マンリキ(万力)―

シイラ

―― 師匠、今シーズンは駿河湾のシイラが好調なんですって。1m以上の大型がバンバン上がっているって聞きましたけど本当ですか?

「ああ、本当だ。毎日のように150cm近い大型が上がっている」

―― シイラってハワイのマヒマヒでしたよね。

「おお、そうだ。よく覚えていたな」

―― いつか師匠に教わったじゃないですか。忘れてはいませんよ。それでね、彼が“シイラゲーム”に行こうって言っているんですが、私にも釣れますかね。

「ああ、道具さえちゃんとした物を使えば、お前にも十分釣れるよ」

―― ちゃんとした道具って、どんな道具ですか。

「シイラは、尾を見れば分かるようにスピードもあるし、力も強い。マンリキ(万力)の別名があるくらいだからな。そのため、ヤワな竿やリールじゃ歯が立たない。150cm近い大型になればその引きは半端じゃないぞ」

―― そんなに強烈なんですか。

「シイラゲーム(シイラのルアー釣り)は、俺も何回もやったわけじゃないが、130cmのシイラを釣り上げるのに20分近く掛かったことがあった。シーバスロッドに毛の生えた程度の竿だったからな」

―― それも面白いじゃないですか。

「ああ、船が空いていれば確かに面白いが、今シーズンのように好調な年は、乗合船は結構混んでいるからな。そんな時は、船中走り回るわけにはいかないだろう」

―― 成る程、それはそうですね。ということは、かなり強烈なロッドと高性能なリールが必要ということですね。

「そういうこっちゃ。お前の彼氏がその辺のことは分かっていると思うよ」

―― はい。いつか道具を見せてもらったことがあったんですが、凄いのが一杯ありましたから、大丈夫だと思います。ルアーは、ジグですか。

「勿論、ジグでも釣れるが、今シーズンは、魚が多いこともあってトップウオーターで狙っている人が多いみたいだぞ」

―― と言う事は、トップウオーターのプラグで釣れるってことですか。

「そういうことだ。トップウオーターで釣れれば、ジグで釣るよりも断然面白いからな」

―― シイラって凄くジャンプするんですよね。

「ああ、トップウオーターのプラグでヒットした時は、いきなりジャンプすることもあるからバラシに気を付けろよ」

―― ラインを緩めないようにすればいいんですよね。

「そうだ。頭を振ってフックをはずそうとするからな。ちょっと緩めただけでルアーが自分に向かって吹っ飛んで来ることもあるから十分に注意しろよ」

―― はい。分かりました。