2007.7.19 更新

 

竿々学々(実釣編)

−父君と師匠の影響ですっかり釣りに目覚めたS嬢。『実釣編』では、
釣りや魚を「知る」ことから、「実釣体験」を目指すことに…。(毎週木曜更新)−

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■多摩川下流の手長エビ釣り―エビは基本的に夜行性―

手長エビ

―― 師匠、今シーズンは手長エビが好調なんですって。父達が嵌っちゃって、毎週のように出掛けているんですよ。

「おお、今シーズンはいいみたいだな。俺の友人の中にも一人、ド嵌りしている奴がいて毎晩のように出掛けているよ」

―― 毎晩、手長エビって夜も釣れるんですか。

「ああ、エビは基本的に夜行性のものが多く、手長エビも例外じゃないからな。日中でも釣れるが、夜のほうが動きも断然活発で、餌の食い方も大胆になるから、釣りやすくなる」

―― へ〜、そうなんですか。父達は荒川の平井大橋周辺に通っているようなんですが、お友達は何処に行っているんですか。

「おお、荒川の平井大橋下には無料の駐車場もあるからな。俺の友達は、もっぱら多摩川の六郷橋周辺に通っている。川崎側に消波ブロックが入っており、ここが絶好のポイントになっている」

―― そうなんですか。それじゃ、ポイントが分かりやすくていいですね。仕掛けや餌、釣り方を教えて下さいよ。今度、彼と行きますから。

「俺は手長エビを釣るのに、1.5m以上の竿は使わないんだが、多摩川の場合はもう少し長い竿の方が使いやすいかもしれんな。仕掛けは0.5号のオモリを道糸に直結して、これにハリスを直に結ぶ。ハリはエビバリでもいいが、俺はタナゴバリの新半月を使っている」

―― 餌と釣り方は。

「餌は細めのキジ(ミミズ)を2、3mmに切って使う人もいるが、俺はもっぱら赤虫を使っている。釣り方は、消波ブロックの隙間に目を凝らすと、手長エビが見えるからそこに仕掛けを落とせばいい」

―― えっ、見えるんですか。

「ああ、潮が上がってくる時間帯なんかには、消波ブロックの陰からゾロゾロ出てくるよ」

―― 見えているエビが釣れるんですか。

「ああ、全然問題ない。よ〜く見ていれば、ハサミで餌を挟んで口に運んでいくのが分かるよ」

―― へ〜、面白そうですね。

「ああ、実に面白い。しかも食って美味いんだからな」

―― そうですね。確かに美味しいですね。今度の週末、絶対に行って来ます。

「沢山釣って来て、ご馳走してくれ」

―― はい。分かりました。