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2007.7.5 更新 竿々学々(実釣編)−父君と師匠の影響ですっかり釣りに目覚めたS嬢。『実釣編』では、 ■利根川のウナギ釣り―今シーズンは好調!―
―― 昨年行った利根川の船宿さんのご主人から「ウナギがええど〜」って電話が入ったんですが、その後のお話がよく分からなかったんですが…。 「ハハハッ、『佐助』のオヤジだな。あのオヤジの話を電話で聞くんじゃ通訳なしじゃ無理だからな」 ―― そんな失礼なこと言っちゃダメですよ。 「現にお前は何言ってんだか分かんなかっただろう」 ―― それはそうですが。ただ、好調だってことをおっしゃっていたことは間違いないと思うんですが。 「ほう、それだけ分かっていりゃ十分だ。確かに今シーズンはいいようだな。実はこの間、行って来たんだ」 ―― 何ですって。私に何も言わずに行っちゃたんですか。 「まっ、そういうこっちゃ。だからお前のところにオヤジから電話が入ったんだろうよ。『あいつにも釣れそうになったら、電話してやってくれ』って俺がオヤジに頼んで来てやったんだよ」
―― それって、一人で出掛けた罪滅ぼしのつもりですか。 「まあな。ところで、去年は釣れたんだっけ」 ―― ええ、1本だけだったんですが、私にも釣れました。彼が2本釣って、船頭さんが3本釣ってくれたんで全部で6本、お蔭様で家族全員でウナギの蒲焼きにありつけたんですよ。 「美味かったろう」 ―― 絶品でしたね。彼がウナギ屋さんからタレを買って来て、ウチで炭火で焼いたんですが、物凄く美味しかったです。ああ、思い出しちゃいました。やっぱり来週行って来ようっと。 「今シーズンは、明るい内から食って来るようだから、オヤジに電話して出掛ける時間を決めた方がいいぞ」 ―― 分かりました。もうじき土用の丑の日ですからね。それに今年の夏は物凄く暑いみたいですから、沢山釣って来て、スタミナつけますよ 「おお、そうしろ、そうしろ。実は、この間のウナギは一緒に行った友達にやっちまったんで、俺は食ってないんだ。釣れたら俺にも蒲焼きをご馳走してくれ」 ―― 分かりました。5本以上釣れたら、師匠にもご馳走して差し上げます。 「おお、楽しみにしているぞ」 ―― 任せて下さい。 ![]() |
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