2007.5.31 更新

 

竿々学々(実釣編)

−父君と師匠の影響ですっかり釣りに目覚めたS嬢。『実釣編』では、
釣りや魚を「知る」ことから、「実釣体験」を目指すことに…。(毎週木曜更新)−

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■東日本地区のアユ釣り解禁!―天然遡上も豊富―

アユ

―― 師匠、先日教えて頂いた秋田の役内川の渓流釣りは最高でした。私も彼もすっかり気に入っちゃいました。

「おお、もう行ってきたのか。それで釣れたのか」

―― はい。数はそれ程多くはありませんでしたが、ヤマメもイワナも釣れました。師匠に教えて頂いた宿も凄くよくって、女将さんに来年も来ますって言っちゃいましたよ。

「それはよかった。それで、今日はなんだ」

―― 父達に聞いたんですが、東日本のアユ釣りが解禁になったんですってね。

「ああ、今度はアユ釣りか。しかし、アユは道具も高いし金がかかるぞ」

―― そうなんですってね。友釣りって言うんですか、長い竿を使ってオトリのアユを泳がせて釣る釣り方。その長い竿が凄く高いって父達に聞きました。

「ああ、とてつもなく高い。メーカーにも言い分があるのは十分承知しているが、20〜30万円が当たり前なんて竿がゴロゴロしていたんじゃ、サラリーマンにはとても出来ねーだろう」

―― 私に怒ってもしょうがないでしょう。実は、父達も『アユの竿は高過ぎる』って怒っていましたが。

「さすが父君、分かっていらっしゃる」

―― まあ、その話は今度ゆっくり伺いますから、今日のところはアユ釣りについて教えて下さい。

「ああ、分かった。今シーズンは全般に天然遡上も豊富で“好漁年”と言ってもいいかも知れないな」

―― ということは期待出来るってことですね。

「そういうこっちゃ。それでアユ釣りに行くのか」

―― ええ、とても何十万円なんて竿は買えませんが、彼がネットオークションで中古のいい竿を見付けたから行こうっていうもんですから。

「その手があったな。どのくらいの値段だった」

―― かなり古い竿だったそうで、3万円だったそうです。

「それでも3万円か。全く、アユ釣りの世界は何かが狂っているな」

―― まあまあ、その話は後で。何処かお勧めの場所はありますか。

「そうだな。試し釣りの時から好調だと聞いている静岡の狩野川なんかいいんじゃねーか」

―― 天城峠の狩野川ですか。

「そうだ。友釣り発祥の地としても知られた川だから、一度行ってみろ」

―― 分かりました。今度の週末、天気がよかったら行ってみます。