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2007.2.22 更新 竿々学々(実釣編)−父君と師匠の影響ですっかり釣りに目覚めたS嬢。『実釣編』では、 ■外房・千倉沖のヤリイカ釣れ出す―ヤリイカのタナは底近く―
―― 師匠、師匠、やっとヤリイカが釣れ出したんですって。 「やかましい、そんな大きな声を出さなくても聞こえている。ああ、外房・千倉沖あたりで50〜60尾の成績が記録され出したそうだ。しかし、まだムラが激しくて、日によっては、スルメばかりのこともあるそうだ」 ―― そうなんですってね。父達が、釣れたって聞いてすぐに出掛けたらしいんですが、スルメイカが28尾にヤリイカが7尾だったそうです。今シーズンのヤリイカはどうなっちゃっているんでしょうね。 「分からんっ。関東から西では、15日に“春一番”が吹いたそうだが、明治9年の観測開始以来、東京で“初雪”が降る前に吹いたのは初めてだそうだ。毎度、毎度言っているが、地球は大丈夫かいな」 ―― 本当ですね。 「それで、美味いヤリイカが食いたいってわけか」 ―― ピンポーン。地球温暖化も心配ですが、やっぱり美味しいヤリイカは食べたいじゃないですか。
「まあな。とにかく東京湾の中は2月になっても潮温が15度以上あるし、相模湾では、17度以上ある場所もあるそうだから、ヤリイカもビックリするわな。それでも50尾以上の成績が記録され出したんだから、そろそろ本チャンに釣れ出すんじゃないか」 ―― 確か、ヤリイカって高級イカの割には釣りやすいんですよね。 「ああ、スルメイカは中層を泳ぎ回っているが、ヤリイカのタナは極端に上に上がってくることは少ないからな。常に底近くを狙っていればいいんだから、群れさえいればそんなに難しくはない」 ―― イカヅノは短くていいんですよね。 「そうだな。普通は11cmが使われるが、最近はスッテを使う人も多いようだな」 ―― ええ、父もそう言っていました。船宿で薦められた仕掛けには、1本スッテが交じっていたそうです。 「とにかく、イカ釣りは、地元の船長のアドバイスを素直に聞くことが釣果を上げる最大のコツと覚えておけ。イカ船の船長たちは、実に熱心にツノの研究をしているからな。相模湾でよく釣れたからといって外房でも釣れるとは限らないし、その逆もある」 ―― 父も同じことを言っていました。イカ釣りだけは、いつも乗った船の船長が薦める仕掛けを使っているそうです。 「さすが父君。分かってらっしゃる。なんでもいいから、最低でも3、4杯釣って来て、美味い刺し身を食わせてくれ」 ―― 分かりました。任せて下さい。 「おお、楽しみにしているぞ」 ![]() |
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