2007.2.1 更新

 

竿々学々(実釣編)

−父君と師匠の影響ですっかり釣りに目覚めたS嬢。『実釣編』では、
釣りや魚を「知る」ことから、「実釣体験」を目指すことに…。(毎週木曜更新)−

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■宮城・塩釜沖のマガレイ絶好調!―束釣りも珍しくない―

マガレイ

―― 東京湾のマコガレイは、今シーズンもパッとしませんでしたが、宮城の塩釜沖では、マガレイの“爆釣”が続いているそうですね。

「おお、その通りだ。日並みさえよければトップが束釣りなんてことも珍しくないからな。誰から聞いたんだ」

―― 父のお友達に松島出身の方がいて、お正月に里帰りした時、塩釜の船に乗ってマガレイを沢山釣って来たって聞いたんですよ。

「塩釜の沖には、大型漁礁という人工の“根”があって、そこにはマガレイがウジャウジャいる。とにかく、ほぼ1年中釣れているんだからな。もっとも東京湾とは狙っている船の数が違うから、単純に比較は出来んがな」

―― マガレイって東京湾のマコガレイとは別種なんですか。

「ああ、非常に近い種類らしいが、同属別種だ。マコガレイに比べると、少し身が薄いが、なかなか美味しいカレイだぞ」

―― へ〜、そうなんですか。釣り方は同じなんですか。

「う〜ん、現在の東京湾のカレイ釣りは、海底が泥状の所が多くなっちまったんで、昔ながらのコヅキ釣りで釣る所は少なくなっちゃったからな。ほとんどの場所で何本かの竿を出しての並べ釣りが主流になっているが、塩釜沖では、今でもコヅキ釣りが中心だ」

―― そうでした。東京湾のカレイは並べ釣りが中心になったっていつか聞きましたよね。

「はい。確かお教えしたと思いますが」

―― そうでした、そうでした。それで仕掛けは同じなんですか。

「それが、東北や北海道の仕掛けは、とにかく派手なんだ。関東じゃせいぜい夜光パイプやビニール管、ビーズ玉なんかを小さく付ける程度だが、向こうの仕掛けは総天然色というかジャラジャラとやたらに色んな物が付いている。それはカレイに限ったことではないがな」

―― ふ〜ん、それの方が食いがいいんですか。

「向こうの人達はそう信じているようだな。実際にそれで大きな釣果を上げているし、それなりの効果はあるんだとは思うがな。しかし、以前、関東式のシンプルイズベストといった仕掛けで釣ったことがあるんだが、地元の人よりも俺の方が釣ったからな。普通の仕掛けでも十分釣れると思うよ」

―― さすが師匠、アウエーで完勝ですか。

「まあな」

―― 何はともあれ、それだけ釣れれば楽しいですよね。塩釜なら車で行っても4、5時間でしょう。今度行ってみますね。

「そうだな。高速道路が完備して来たから随分と時間は短縮されたみたいだ。1度行ってみろ。知り合いの船長に話しておいてやる」

―― その時はお願いします。