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2006.11.23 更新 竿々学々(実釣編)−父君と師匠の影響ですっかり釣りに目覚めたS嬢。『実釣編』では、 ■相模湾西部のイカ・ブリ釣り―10kgオーバーも夢じゃない―
―― 師匠、イカ・ブリって何ですか。 「おお、今度はイカ・ブリと来たか。お前の釣りも段々黒っぽくなって来たな。イカ・ブリっていうのは、これから寒い時期にかけて、釣ったヤリイカでブリを狙う釣り方だ」 ―― 釣ったヤリイカでブリですか。ということは、生きたヤリイカを餌にするってことですよね。凄いですね。 「ああ、いわゆる“泳がせ釣り”ってやつだ。通常は、泳がせ釣りと言えば、ムロアジやサバなんかを使うんだが、最高の餌ってことになれば、生きたイカが一番だ。お前はイカ・ダイって聞いたことはないか。あれも生きたイカを餌にマダイを狙う釣り方だ」 ―― へ〜、ちょっと残酷ですね。 「確かにな。しかし、釣りは元々残酷なものだ。つまり、人間は皆残酷なんだよ。それが嫌なら菜食主義者にでもなるんだな。最も、野菜にだって生命はあるんだから、五十歩百歩だと思うけどな」 ―― そこまで行くと、何か哲学的になっちゃうけど、単純に残酷だな〜と思ったんですよ。 「常にその気持ちを忘れなければいいと思うよ。ところでイカ・ブリがどうしたんだ」
―― 実は、父たちが『今シーズンは、久し振りにイカ・ブリが楽しめそうだ』って話しているのを小耳に挟んだんですよ。 「さすが父君、情報が早いな。実は、俺もついこの間聞いたばかりだが、初島周辺で間もなく、イカ・ブリの船が出るそうだ。午後4時頃の出船で最初の2時間、ヤリイカを釣って、そのままブリ狙いになる。午後11時までの釣りだが、運がよければ10kgオーバーが釣れる可能性もあるぞ」 ―― 10kgオーバーですか。 「普通、6kgを超えればブリと呼ばれるが、あの辺じゃ8kg未満はワラサ扱いだからな。それだけ大型が釣れるってことだ」 ―― 餌にするヤリイカが釣れなかったら、どうするんですか。 「今シーズンは、駿河湾を中心にヤリイカが絶好調だから、まず大丈夫とは思うが、そんな時には、船長が予め生きたヤリイカを仕込んでいくから心配ない」 ―― 私にも釣れますかね。 「船長のアドバイスをしっかり守れば、大丈夫だろう。しかし、10kg級のブリになると、引きも半端じゃないから、しっかりした道具を持っていけよ」 ―― 分かりました。父に借りていきます。 「1本でいいから釣って来て、旨いブリ大根をご馳走してくれ」 ―― 任せておいて下さい。 ![]() |
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