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2006.11.9 更新 竿々学々(実釣編)−父君と師匠の影響ですっかり釣りに目覚めたS嬢。『実釣編』では、 ■北海道・噴火湾のサケ釣り―ふたケタ釣果も記録!―
―― 師匠、もう随分前になりますが、北海道の室蘭から出る船でサケを釣らせてくれるって言っていましたよね。 「ああ、よく覚えていたな。室蘭で歯科医師をやっている俺の友人が始めた釣り方で大型のスプーンにサンマの切り身を付けて釣る。場所は基本的に噴火湾の中だ」 ―― そうですよね。 「何がそうなんだ」 ―― イエ、その噴火湾のサケが、今年は凄い釣れっぷりなんですって。中には1人でふたケタ釣っちゃう人までいるそうなんです。 「ほう、お前の耳にまで入ったか。実は、秋の台風並みの低気圧の大シケで登別付近の定置網がほとんど全壊状態で、いつもはその定置網に入っちまうサケが、大挙して噴火湾に入った結果らしいぞ」 ―― へ〜、そうなんですか。それにしてもふたケタって10尾以上ってことでしょう。サケが10尾も釣れたら大変ですよね。 「そうだな。今シーズンは、全般に型もいいらしいから、平均4、5kgとしても50kg近い目方になるぜ。噴火湾のサケには、俺も随分と通ったが、5本以上釣った経験はないな」 ―― 何か私にもつれそうですね。
「ああ、今なら間違いなく釣れるぞ。実はこの間、親しい船長に電話で聞いたんだが、ほとんど経験のないグループ7人組が4〜9本の成績だったそうだ。それこそ狂喜乱舞の世界だったらしいぞ」 ―― 4〜9本ですか。最低の人でも4本って、凄くないですか。 「ああ、とてつもなく凄い。普通の年なら、トップで4、5本釣れれば、まずは上々の成績だからな」 ―― ですよね。断然行くことにしました。今のサケってお腹はイクラが一杯なんですよね。 「ああ、雌を釣れば、確実にイクラが詰まっている」 ―― う〜ん、行きます、行きます、断然行きます。 「分かった、分かった。俺の道具を貸してやるから行って来い。そのかわり、俺にもイクラ丼を食わせろよ」 ―― 任せておいて下さい。 「よ〜し、それじゃ、船長に電話しておいてやるからな」 ―― はい。お願いします。 ![]() |
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