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2006.8.24 更新 竿々学々(実釣編)−父君と師匠の影響ですっかり釣りに目覚めたS嬢。『実釣編』では、 ■鹿嶋沖のムラサキイカ釣れ出す―別名、ゴウドウイカ、クロイカ―
―― 例年、今頃になると、茨城の沖で半夜釣りのイカが釣れますよね。あのイカ何て言いましたっけ。 「おう、ムラサキイカのことだな」 ―― ムラサキイカですか…。以前は、クロイカとかゴウドウイカって言いませんでしたか。 「おお、よく知っているな。元々、標準和名はアカイカってイカなんだが、最初の頃は、何ていう名前か分からず、船長たちは『皆で釣りに行ったんだから、ゴウドウイカにすんべえ』ってことで、一時はゴウドウイカという呼び名が一般的に使われていたんだ」 ―― へ〜、クロイカっていうのは、どうして付いた呼び名なんですか。 「それは、あるスポーツ新聞の釣り欄担当者が、『色が真っ黒だからクロイカでいいだろう』って付けた呼び名だ。実際は黒くはないんだが、墨をよく吐くんで、港に上がって来た時は、全体が真っ黒に見えるんだ」 ―― それじゃ、ムラサキイカは何でなんですか。 「それも同じで、釣り上げられた時に、紫色に見えることから、俗称・ムラサキイカと呼ばれることがあったらしく、それを別のスポーツ新聞の釣り欄担当者と釣り雑誌の編集者が採用したってわけだ」
―― 何だか随分といい加減な話ですね。 「確かに。しかし、それが真実だ。昨年、スポーツ新聞の担当者と雑誌の編集者が、新聞によって呼び名が違うのは、釣り人が混乱する−という理由で、一番多く使われていたムラサキイカに統一されたってわけだ」 ―― 和名がアカイカなら、アカイカでいいじゃないですか。 「それが、そうはいかないんだ。釣り人の間では、伊豆で釣れる標準和名・ケンサキイカのことを以前からアカイカと呼んでおり、これと勘違いされることが目に見えているからな」 ―― へ〜、聞いてみなきゃ分かんないですね。そのムラサキイカが釣れ出したらしいんですが、私にも釣れますか。 「勿論!半夜釣りってこともあり、条件のいい時には、海面から3、4mのところまで上がってくるからな。ツノ数を減らして手返しよく釣れば、お前にも束釣りが可能なはずだ」 ―― 大きさはどのくらいになるんですか。 「大きなものは50cmを超えるが、今のところは20〜30cmってところだな」 ―― 50cm級になるんですか。それじゃ、釣っても面白そうですね。 「ああ、引きも強烈だから、楽しめると思うぞ」 ―― 分かりました。是非行ってみます。 「今ならスルメイカも交じってくるから、楽しんで来い」 ―― はい。頑張って来ます。 ![]() |
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