2008年05月15日 更新

【BOX】協栄ジムが興毅&大毅にファイトマネー1億円超未払い

協栄ジム・金平会長(左)にファイトマネー未払いの疑惑が浮上。興毅(中央)、大毅(右)とリング外での“ガチンコ勝負”が始まる!?

協栄ジム・金平会長(左)にファイトマネー未払いの疑惑が浮上。興毅(中央)、大毅(右)とリング外での“ガチンコ勝負”が始まる!?

 ボクシングの協栄ジムが、契約を解除した「亀田3兄弟」の長男・興毅(21)、次男・大毅(19)に対し、2人が07年に行った数試合分のファイトマネー、総額1億円以上を支払っていないことが、わかった。亀田兄弟の東京葛飾後援会・斉藤勝治会長(64)が14日、明らかにした。今後、亀田サイドは協栄ジムに支払いを求め、同ジムが応じなければ、民事訴訟の提訴、刑事告発の措置を取る可能性もあるという。

 軋轢(あつれき)が表面化し、協栄ジムとの契約を解除した亀田一家だが、事態は収束していなかった。亀田ファミリーと関係が深い、後援会の斉藤会長がこの日、ファイトマネーの未払いという衝撃の告白を行った。

 「協栄ジムは円満に契約を解約したといっているが、実際には(協栄ジムの)ファイトマネーの未払いが原因。契約の解除にあたって、亀田家ばかりを悪くいうが、契約を履行しない協栄ジムにも責任がある」

 斉藤会長は、06年6月の後援会設立と同時に会長に就任。亀田家を支えてきた。昨年12月に父・史郎氏(42)からファイトマネーの未払いについて、相談を受けたという。

 それによれば、「昨年10月の大毅の世界戦、5月の興毅のノンタイトル戦など数試合のファイトマネーとして、1億円以上が支払期限が過ぎても亀田プロモーションに支払われていない」(斉藤会長)としている。さらに、「史郎さんは未払いのファイトマネーの分も確定申告している。これじゃかわいそうだ」と付け加えた。

 斉藤会長の“告発”を受けて、今後、亀田サイドは協栄ジムに、全額の支払いを求めていく方針。支払いがなされない場合には、民事、刑事での法廷闘争も辞さない姿勢もみせている。

 協栄ジム・金平桂一郎会長(42)は「うちは合意して契約を解除している。そのなかに守秘義務もあるので、(未払いが)あるとも、ないともいえない」と説明するにとどまった。

 最近では、07年6月、前WBA世界ミニマム級暫定王者・高山勝成が、当時所属していたグリーンツダジムからファイトマネーの未払いなどを受け、当時のマネジャーが、日本ボクシングコミッションからライセンス停止処分を受けた。

■亀田一家と協栄ジムの決別

 昨年10月、大毅が世界初挑戦で悪質な反則行為を繰り返したことが発端となった。その後、都内にある一家のプライベートジムではなく、協栄ジムでの練習が義務づけられたが、練習環境をめぐり、意見が対立。1月には交通事故を起こした大毅の不謹慎発言に批判が集中。金平会長は選手管理を問われた。2月には、興毅がメキシコに練習拠点を置くことを表明するなど、軋轢(あつれき)が表面化。9日に両者が合意して、契約解除となった。