2008年05月14日 更新

【BOX】坂田「興毅の挑戦受ける」早ければ今秋にも実現

 WBA世界フライ級王者の坂田健史(28)=協栄=が13日、協栄ジムから離脱した亀田3兄弟の長男・興毅(21)を挑戦者の1人に挙げた。東京都内で行われた講演会の後、「やるならいつだって(挑戦を)受ける」と明言。これまで同門を理由に対戦を回避してきたが、亀田兄弟が無所属となったことで障害がなくなった。早ければ今秋にも実現する。

 「禁断の同門対決」と表された坂田Vs興毅の1戦が、実現に向け大きく前進した。亀田兄弟の協栄ジム離脱後、無言を貫いていた坂田が初めて王者の心境を吐露した。

 「ジムが分かれたことで(対戦が)具体的になってきた。相手が亀田くんになるなら、いつだって(挑戦を)受ける気持ちはある。いつかは、こういうことになると思っていた」

 ためらうことなく、かつての同僚を挑戦者に指名した。同じジムに所属していたため対戦を回避してきたが、2人は一線を画した関係にあった。

 興毅、大毅が協栄ジムではほとんど練習しなかったため、顔を合わせたのは数えるほどで、スパーリングを3、4回やっただけ。「いずれ当たるという気持ちはあった。元同僚という感覚はない」と言い切るほど、両者の関係は希薄だ。リングに上がれば、躊躇(ちゅうちょ)なく戦える。

 今年3月にV3を果たした王者は、今夏にも故郷・広島でV4に挑戦予定。その次の防衛戦は秋が予想される。一方、亀田は東日本ボクシング協会による身分預かりが決まれば、6月にも国内でノンタイトル戦を行い、その後は2カ月に1試合のペースで試合を重ねて、年内に2階級制覇を狙うプランだ。

 坂田は「注目を浴びている選手だし、どれだけ強いのか楽しみ」と話しており、両者の利害、タイミングは完全に一致する。因縁の対決は今秋にも実現する。

(伊藤隆)

坂田・亀田興比較
 坂田 健史 氏  名亀田 興毅
1980・1・29(28)生年月日1986・11・17(21)
広島・府中町出身地大阪・西成区
 なし アマ戦績 17戦16勝(12KO・RSC)1敗 
98・12・5、3回TKO勝ちプロデビュー03・12・21、1回KO勝ち
38戦32勝(15KO)4敗2分けプロ戦績 17戦17勝(11KO) 
46.8%KO率64.7%
WBA世界フライ級王者タイトル元WBA世界Lフライ級王者
3度防衛回数1度
1メートル63身長1メートル66
右ボクサーファイタータイプ左ボクサーファイター
左アッパー得意パンチ左ストレート、右ボディーアッパー