2008年05月13日 更新
【BOX】亀田兄弟「身分預かり」ジャッジで東日本協会大モメ
ボクシングジム会長らで組織する東日本ボクシング協会は12日、都内で理事会を開き、所属していた協栄ジムとの契約を解除した「亀田3兄弟」の長男・興毅(21)、次男・大毅(19)が申請した同協会への身分預かりについて協議した。だが、結論は出ず、継続審議となった。今後、メキシコに滞在する2人に対して、事情聴取を求め、その結果を踏まえて次回6月9日の理事会で改めて審議する。
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所属ジムがなくなり、“浪人”状態となった亀田兄弟の処遇について、結論は先送りされた。
この日、開かれた東日本ボクシング協会の理事会では、協栄ジムとの契約を解除した元WBA世界Lフライ級王者・興毅と大毅について、同協会預かり選手となる申請の扱いを討議した。これまで、ジムの活動停止(閉鎖など)で所属先が一時的に消滅した選手を救済した例はあるが、今回のような契約解除を理由とする申請は初めてのケース。
同協会・大橋秀行会長(43)は「時間をかけて話し合った方がいいということになった。本人たちから相談があれば受ける用意はある」と慎重な姿勢を示し、今後、2人の兄弟から直接事情を聴き、判断するとした。
日本の選手は、日本のジムに所属しなければ国内で試合ができない規則があり、所属ジムがなくなった興毅と大毅は国内のリングに立てない状況にある。前日には、自主トレーニングのためメキシコへ出発した。協会預かりとして身分が保障されれば、国内での試合が可能となる可能性もある。理事会では、「ジムを離脱して、試合がしたいから預かりを求めるのはわがまま」という厳しい見方や、「今回が興毅を再生させるチャンス」との好意的な意見もあり、賛否が割れたという。
協会預かりとした場合の2人の練習場所など問題となりうる事項が多い点と、今後の活動について兄弟から直接事情を聴きたいといった意見が出たため、議決はせずに継続審議とした。
兄弟2人は、当面はメキシコに滞在する予定で、帰国は未定。亀田プロモーションでは「(事情聴取は)検討したい」としたが、応じなければ、身分預かりの判断もされず、国内で試合ができない状態が続く。協栄ジムから“自由の身”になったが、兄弟の苦境はかわらない。
■亀田一家と協栄ジムの決別
昨年10月、大毅が世界初挑戦で悪質な反則行為を繰り返したことが発端。その後、都内にある一家のプライベートジムではなく、協栄ジムでの練習が義務づけられたが、練習環境をめぐり、意見が対立。1月には交通事故を起こした大毅の不謹慎発言に批判が集中。金平会長は選手管理を問われた。2月には、興毅がメキシコに練習拠点を置くことを表明するなど、軋轢(あつれき)が表面化した。9日に両者が合意して、契約解除となった。







