2008年05月09日 更新
ミルコら申告漏れ…ファイトマネーなどの消費税計2000万円

マルサにKOされた(右から)ミルコ、シウバ、ノゲイラ
総合格闘技の旧「PRIDE」で活躍したミルコ・クロコップ(33)=クロアチア=ら外国人格闘家が、ファイトマネーやテレビ出演料にかかる消費税の申告を適正にしていなかったとして東京国税局の税務調査を受け、少なくても5人が2006年までの3年間で計約2000万円の申告漏れを指摘されていたことが8日、分かった。
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関係者によると、ミルコのほかに申告漏れを指摘されたのはバンダレイ・シウバ(31)=ブラジル▽アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ(31)=同▽マーク・ハント(34)=ニュージーランド=ら王座獲得者を含む5人。いずれも修正申告に応じているという。
一時的な来日で日本に居住していないスポーツ選手は、国内で生じた所得には所得税が課せられ、大会主催者などが源泉徴収して納税している。しかし消費税については、獲得賞金などの収入(売り上げ)が年間1000万円以上あれば、出演料を得る「事業者」として申告する義務がある。
こうした消費税の仕組みが外国人格闘家に理解されていなかったようで、関係者は「選手は消費税を支払う意味がよく分かっていなかった。いくら仕組みを説明しても納得できていない様子だった」と説明した。
元PRIDE関係者は、「去年4月の最終興行の直前、共同会見が開かれている都内のホテルに国税局が来て(舞台裏は)大騒ぎになってましたね」と明かす。さすがのミルコもマルサに対しては、反撃パンチを繰り出すことができなかった。
04年4月に消費税を免除される事業者の売上額が3000万円から1000万円に引き下げられ、申告・納税義務者が一気に拡大。来日するプロ選手や芸能人らも年々増えており、プロゴルファーや競馬の騎手ら外国人スポーツ選手らによる申告漏れが相次いでいるという。
■PRIDE
イベント興行会社のDSEが主催していた総合格闘技イベントの名称。97年10月に旗揚げし、ヒクソンや高田延彦が参戦、大みそかでのイベントで注目を集めたが、07年10月に消滅。その後、HERO’Sと旧PRIDE陣営が合体し、08年3月にDREAMが旗揚げされた。
■ミルコ・クロコップ
1974年9月10日、クロアチア・ビンコブチ生まれ、33歳。同国のテロ対策特殊部隊、警察官、国会議員などを経験。立ち技主体のスタイルで多くのKO勝利を収めてきた。K−1には96年に参戦し、99年K−1GP準優勝。03年からはPRIDEにも本格参戦を果たし、06年PRIDE無差別級GP優勝。07年には米UFCに進出した。1メートル88、101キロ。







