2018.7.19 12:00

2人1竿OK最盛期キンメ、金メダル級51センチキター! 伊豆七島・新島沖

2人1竿OK最盛期キンメ、金メダル級51センチキター! 伊豆七島・新島沖

51センチのキンメにニンマリの川目記者。名前の由来通り、目が金色=伊豆七島・新島沖

51センチのキンメにニンマリの川目記者。名前の由来通り、目が金色=伊豆七島・新島沖【拡大】

 伊豆七島・新島沖のキンメが、夏の盛期を迎えた。ときには、水深500メートル以上を狙う深海釣り。「やってみたいけど道具が…」という人でも、静岡県下田市・下田須崎『番匠高宮丸』では心配無用だ。大型電動リールから仕掛けまで完備されたオールレンタルがあり、2人で竿1本を共有するペア利用もOK。川目梢(32)と西岡信雅(44)の両記者が共同作業でチャレンジした。

 白々と夜が明けてきた。新島沖の水深380メートルで第1投。8人が右舷に並び、ミヨシから順にオモリを投入する。約5分で着底すると、小澤長夫船長から「潮が速い。もっと糸を出して」の指示。私は右隣、川目記者は左の釣り人に何メートル糸が出たか確認する。電動の表示は500メートルを超えた。仕掛けの回収は逆にトモからで、巻き上げはおよそ1秒1メートル。1投が完了するのに20~30分かかる。渡された仕掛けは8セット。すなわち投入8回で終了だ。

 2投目は、前日11尾釣ったという川口勝さん(59、横浜市)が「やっぱり魅力は味。巻き上げ中のワクワク感も最高」と早めの35センチに一安心。3投目では、草野健さん(57、八千代市)が「このアタリは大型だね」とニンマリ。しかし、残り50メートルでサメが横取り。潮の流れも速く、オマツリが多発した。

 6投目が終わっても、私たちの竿には何ら音沙汰なし。泣いても笑っても、ラスト2回。川目記者は大漁祈願のお守りを取り出し、ラッキーセブンに期待して、20本バリ仕掛けを投入する。450メートルでオモリが着底すると、私にバトンタッチ。ドラグを調整しながら、ゆっくり50メートルほど糸を出す。直後、船長がストップの指示に続き「食ってるね」と告げた。

 ドキドキの500秒が始まった。時折、竿先が“クン”とお辞儀するのを、川目記者と確認し合う。海面に赤い魚体が3つ浮いた。オマツリしているが、1つは間違いなく私たちの仕掛けの先。念願の51センチのキンメに、川目記者は「やった!」と小躍り。まさに“伊豆の踊子”だ。同時に上がった草野さんの本命は48センチと、61センチのビッグ。「一発逆転があるのがたまらない」と、自己タイ記録の3キロに笑顔が咲いた。

 11時納竿で、最終的には30~61センチを0~4尾。潮が速い厳しい日だったが、1本竿のペア利用ならば相談もOK。仕掛けの準備も、手分けすれば時間がかからない。また今回は川目記者が投入を担当したが、交代で競い合うのも面白い。キンメダル級に美味なキンメ。半人前のビギナーでも、2人なら一人前。チャンスは十分ある。 (西岡信雅)

 ★船長の見通し

 「潮が速くて難しい日でした。この釣りは投入が大事。手前マツリなどで失敗すると1回休みになります。オモリ着底後は糸を出す、止めるなど指示を出しますから、それを守ればビギナーでも大丈夫ですよ。この時期は卵を持った大型が出るシーズン。8月1日から、最大型1尾の重量を競うターム大会も開幕します。日本一うまいといわれる新島沖のブランドキンメ、ぜひ挑戦してください」

 ★釣りプラン

 オールレンタルは貸し竿1本、電動リール、ロッドキーパー、氷10キロ付きでペア3万240円(1人利用も同額)。仕掛けは餌がセットされた15本バリが6組、20本バリが2組付いている(20本バリ8組の場合は同3万2400円)。ペアは男女か女性同士、親子(小学生以下)で1日5組限定。仕掛け自作派には、氷10キロ付き1万9440円など各種プランがある。詳細は船宿まで。なお、クーラーは50リットルクラスが必要だ。

ガイド

〈船宿〉サンスポ推薦=下田須崎『番匠高宮丸』(電)0558・22・0725〈交通〉伊豆急行・伊豆急下田駅下車、須崎行きバスで須崎海岸下車。マイカーは小田原厚木道路・終点から国道135号で約2時間半〈出船〉予約乗合で午前2時50分集合、3時20分出船

  • 草野健さんは61センチ、3キロのビッグをゲット
  • 左手でオモリを投入、仕掛けは右手でしっかり持つ
  • オールレンタルの仕掛けには餌もセットされている
  • キンメの煮付け。川目記者の胃袋へ直行しました
  • 当日の仕掛け