2018.7.12 12:00

【竿々学々】東京湾のLTアジ、今が旬!周年うまいが6~8月が最高

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東京湾のLTアジ、今が旬!周年うまいが6~8月が最高

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 ――師匠、父から伝言です。『今が旬の東京湾のLT(ライトタックル)アジ釣りに行きましょう』って。父が言うには、東京湾・横浜沖のアジは6月から8月が一番うまいそうです。

 「さすが父君、その通りだ。横浜沖の浅場のアジは、ほぼ周年脂があって、いつ釣ってもうまいんだが、初夏から盛夏に最も脂が乗るからな。刺し身はもちろん、カルパッチョ、塩焼き、そして干物と何にしても絶品だ」

 ――もう何年くらいになるんですか。横浜沖で周年アジが釣れるようになって。

 「う~ん、元々東京湾では、一年中アジは釣れていたからな。ただ冬になれば深場に移り、春になれば徐々に浅い場所に移動していたんだが、ここ3、4年かな、横浜沖の水深20メートルラインに周年アジが居つくようになったのは」

 ――父も『気が付いたら一年中、横浜沖でLTアジが楽しめるようになっていた』と言っていました。

 「おそらくは温暖化に伴う東京湾内の微妙な潮温、潮流変化がもたらしたもののような気はするが、実際のところは分からんな。しかし、理由は兎も角、周年、あの環境でうまいアジが釣れることは大歓迎だよな。『うまい干物を作りたいのでお供します』と父君に伝えておいてくれ」

 ――LTアジで数を釣るためのコツって何かあるんですか。

 「横浜沖に居ついているとは言っても、アジは根についてジッとしているわけではないからな。時々回遊して来て、その都度食いが立つ。船に大勢乗っているときなどは、コマセに付いてしばらく釣れ続くこともあるが、基本的には断続的に食ってくる。要はそのときいかに効率良く釣るかで釣り上げる数が大幅に違ってくる」

 ――アジは、イサキほど目まぐるしくタナが変わることはないですよね。

 「ああ、深場の釣りでは、結構タナが上下することもあるが、横浜沖はだいたい水深20メートル前後で大きな変化はないからな。タナも底から2~3メートルを中心に狙っていればほぼ間違いない」

 ――とすると、あとは手返しってことですか。

 「その通りだ。アジに限らず、浅場の数釣りの釣り物は、1にも2にも手返しが釣果を大きく左右する。特にアジのように食いが断続的になる釣り物は、手返し次第で釣果が倍増なんてことも少なくないからな」

 ――手返しを早くするには、師匠の言う“慣れ”しかないんですかね。

 「生まれ持ったセンスもあるからな一概には言えないが、釣りは理屈よりも感触、慣れに勝るモノはないと思うがな」

 ――分かりました。精進します。

 「ああ、頑張れ」