2018.6.4 05:00

【甘口辛口】世界が注目する米朝首脳会談に「まさか」と思うようなけちくさい話

【甘口辛口】

世界が注目する米朝首脳会談に「まさか」と思うようなけちくさい話

 ■6月4日 やるのか、やらないのかとやきもきさせた米朝首脳会談が、当初の予定通り12日にシンガポールで開かれることが決まった。北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長とのファーストコンタクトを前に、米トランプ大統領は北朝鮮の非核化や、朝鮮戦争(1950-53年)の終戦宣言など米朝関係の歴史的転換への意欲を表明している。

 まさに世界が注目する会談だが、スケールの大きさとは裏腹に「まさか」と思うようなけちくさい話も…。シンガポールの5つ星ホテルに宿泊する北朝鮮代表団の宿泊費が高額すぎて払えないおそれがあり、関係各国が調整を進めているという。米紙「ワシントン・ボスト」が報じた。

 宿泊には一泊65万円というスイートルームも使用される。御一行が何人で何泊するのかわからないが、ぜいたくの限りを尽くしても1億円は越えない程度だろう。それでも、北朝鮮は外国からの部品購入などミサイル開発に湯水の如くカネを使ったためか、外貨不足に悩まされ支援を必要としているとか。何とも虫のいい話だ。

 米国が肩代わりすれば「侮辱だ」と北朝鮮がヘソを曲げそうだし、北への経済制裁に抵触する恐れもある。それならいっそシンガポール政府が負担すれば、との案も出ているという。多額の警備費を使った上に「なんで宿泊費まで」とシンガポールにとっては迷惑千万だろう。

 会談は複数回が予想され、そのたびに北朝鮮の宿泊費が問題になり「近隣の日本も払え」などと言い出されかねない。当初、会談の候補地に挙がった板門店なら北朝鮮は平壌からのガソリン代ぐらいで済んだ。「こんなことなら板門店で…」と、正恩氏がほぞをかんだかどうかは定かでない。 (今村忠)

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