2018.5.17 05:00

【甘口辛口】東京五輪チケットは大枚はたいても抽選で望み薄…期間中はいっそのこと日本脱出も

【甘口辛口】

東京五輪チケットは大枚はたいても抽選で望み薄…期間中はいっそのこと日本脱出も

 ■5月17日 開会式は28万8000円、陸上競技は10万8000円…。検討されている2020年東京五輪の一般向け入場券の最高価格だそうだ。15日の新聞の短信で目にした。16年リオ五輪の開会式最高は約21万円で、12年ロンドン五輪の最高額とほぼ同じとか。庶民には高根の花だが、一生に一度、大枚をはたいても見たいという人も多いだろう。

 開会式の最多価格帯などは未定だが、どのみち入手は至難の業になりそうだ。1964年の前回東京五輪開会式は一般向けの約3万枚を往復はがきでの申し込みにした。小欄も家族、親類、友人らの名前を借りて30枚ほど出したが、応募262万で競争率87倍。当たるはずもなかった。

 前回五輪では各競技のチケットを一斉に前売り発売した。小欄も売り場となった旧国立競技場のスタンド下で寝袋で一夜を明かし陸上、サッカーのチケットをゲットした。原始的でわかりやすかった。今回はネットを活用した販売になるらしいが、よほどネットをまめにチェックしていないと発売日を知った時点で時既に遅し、になるかもしれない。

 そういえば東京五輪では「対策をとらなければ、朝のラッシュ時に東京圏の鉄道がとまるだろう」との大学教授の試算が話題になっている。午前6時から9時に乗車200%以上の電車が50%増え、乗り換え客が多い東京駅や新宿駅では、ラッシュ時にふだんの1・8~3倍の人であふれかえるという。

 見たい競技のチケットも簡単に手に入らないうえ、聞いただけでもぞっとするような真夏の通勤地獄では踏んだり蹴ったりだろう。「いっそのこと期間中は海外に…」という日本脱出組が急増するのでは、と勝手に想像してしまう。 (今村忠)