2018.5.9 05:00

【甘口辛口】史上最年少七段も見えてきた藤井…ゆくゆくは「桂馬」で天下取り!?

【甘口辛口】

史上最年少七段も見えてきた藤井…ゆくゆくは「桂馬」で天下取り!?

 ■5月9日 「桂馬」という変わった名字の社員が小紙の営業局にいる。「角」「桂」など将棋の駒の略称なら名字に多いが、そのまんまは珍しい。折からの将棋ブームもあって31日放送のNHK『日本人のおなまえっ!』で取り上げられ、ルーツ探しで本人も登場するという。もっとも勝負事は「競輪、ボート」専門で将棋は…。もったいない話だ。

 斜め前方に他の駒を飛び越える威勢のいい桂馬の独特の動きは、大駒にない魅力がある。ただ、使い方が難しくタイミングを誤って飛び出すと“歩の餌食”になる。桂馬使いの天才といわれたのが中原誠十六世名人で、桂馬の戦線への参加のさせ方は絶妙だった。

 「桂馬を御する者は天下を制する」というわけだが、いまをときめく藤井聡太六段の桂馬の使い方も定評がある。7日には王座戦本戦トーナメント1回戦で屋敷伸之九段を破りタイトル初挑戦まであと3勝とした。「藤井六段が一番好きなのは銀でつねに前に出ているが、桂馬も上手に使い敵陣を制した将棋も多い」とある棋士はいう。

 藤井は18日の竜王ランキング戦5組準決勝で船江恒平六段と対局し、勝つと昇段規定により史上最年少七段になる。6月10日には名古屋市内のホテルで関係者を集めて昇段祝賀パーティーが開かれる。あくまでも六段昇段(2月18日付)を祝うものだが、2月1日には五段に昇段している。

 18日に七段になったら前代未聞の三段分のパーティーになる。前出の棋士は「記念品に扇子を発注していると聞いた。六段止まりの揮毫(きごう)に大変なプレミアが付きそうだ」と笑った。ゆくゆくは桂馬で天下取り。そういえば、小紙の営業局長も「桂馬」の使い方?は“名人級”らしい。 (今村忠)

今、あなたにオススメ
Recommended by