2018.5.7 05:00

【甘口辛口】大物不参加でパワー不足は明らか…「大失敗」した民主党の名にこだわる理由は?

【甘口辛口】

大物不参加でパワー不足は明らか…「大失敗」した民主党の名にこだわる理由は?

 ■5月7日 「オレはいま、どこの党かと秘書に聞き」。新党ブームといわれた1990年代に、あちこちの党を渡り歩く議員を皮肉ってそんな川柳も生まれた。そこまではいかないだろうが、7日には「国民民主党」という名の新党が発足する。昨年の衆院選で分裂した民進勢力の再結集を目指し民進、希望両党が合併しスタートする。

 ま、新党誕生にはそれなりの期待感があるものだが、衆参合わせて107人いる両党の所属議員のうち参加するのは60人程度で、閣僚経験者ら大物議員の不参加も相次ぎ見るからにパワー不足。先月26日に新党結党で合意したが、その後の大型連休で国民からもすっかり忘れられた感じだ。

 野党は先月20日から国会での審議拒否を続けてきた。その間、国会内では、財務省の役人を呼んで合同ヒアリングを開いて前事務次官のセクハラ問題を追及はしたものの、所詮はのれんに腕押し。「職場放棄」との批判を避けるパフォーマンスとの陰口も聞かれたとかで、結局野党議員は「本業」で「17連休」を謳歌(おうか)?した。

 希望の党の玉木代表は「親からもそろそろ(国会に)出た方がいい」といわれたとか。来年の参院選、統一地方選を前に政策など二の次にして、とにかく急ごうと国会審議より新党結成に奔走していたのか。しかし、与党と国会でやり合ってなんぼなのに、これでは国民も後押ししかねるだろう。

 新党名もとって付けたようで政権を取ったものの「大失敗」とされた民主党の名に、いまだにこだわることに首をひねる人も多いのではないか。もっと斬新な党名はなかったのか。“民主国民党”。間違って逆に書かれても気がつく人は少なかったりして…。 (今村忠)