2018.4.27 05:00

【甘口辛口】大谷の“二刀流”で思い出した芝・ダート不問のタケシバオー

【甘口辛口】

大谷の“二刀流”で思い出した芝・ダート不問のタケシバオー

エンゼルス・大谷

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 ■4月27日 米大リーグは今週も大谷翔平の話題がてんこ盛り。日本時間23日は「DH」でメジャー初の「4番」を任された。同一シーズンで3試合以上に先発登板し、4番に入るのは大リーグでは実に57年ぶりという。25日にはメジャー自己最速の101マイル(約163キロ)をマーク。今季の大リーグで101マイルを出した先発投手は初めてのこと。まさにエースで4番! 29日に予定されるヤンキース・田中将大との対決も楽しみだ。

 先週末、意外なところで「二刀流」に遭遇した。場所は21日にリニューアルオープンしたJRA競馬博物館(東京競馬場内)。顕彰馬コーナーに、1967~69年にかけて芝・ダート不問の大活躍を演じた“競馬界の二刀流”タケシバオーが紹介されていた。

 距離も不問で、芝3200メートルの天皇賞を制した後、芝1200メートルのスプリンターズS(この時のレース名は英国フェア開催記念)をレコードで勝ったときはファンの度肝を抜いた。通算成績29戦16勝で5つ(芝2、ダート3)のレコードタイムをマーク。

 ダートも芝もどんな距離もどんと来いのタケシバオーが初めて制した伝統の大レースが、今週末に行われる春の天皇賞だった。史上初の賞金1億円獲得馬となった同馬は、死後12年を経て2004年にJRA顕彰馬に選出。顕彰馬とは、中央競馬の発展に特に貢献があった馬の功績をたたえ、後世に正しく伝えることを目的として84年に制定されたもので、いわば「馬の殿堂」。

 大谷は米メディアが選んだ「米野球殿堂へ向かっている現役選手予想」のリストに早くも入ったという。小欄に伝説の“二刀流競走馬”を思い出させた大谷も、二刀流を貫き殿堂入りを果たしてほしい。 (鈴木学)

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