2018.2.8 12:00

【竿々学々】東京湾・横浜沖のアジ、周年好調 “金アジ”交じり、味も絶品!

【竿々学々】

東京湾・横浜沖のアジ、周年好調 “金アジ”交じり、味も絶品!

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 ――師匠、東京湾・横浜沖のアジが、厳寒期になっても絶好調ですね。それも水深20メートル前後でLT(ライトタックル)で釣れているんですものね。こんな状況になって、もう何年くらいになるんですか。

 「本当にビックリだよな。真冬になっても水深20メートル足らずの所で30センチを超えるような大アジ交じりで、束釣り(100匹以上)も珍しくはないっていうんだから」

 ――父に聞いたら、昔は冬のアジ釣りは、水深100メートルに近いようなところで100号以上のビシを使って釣っていたって言っていましたよ。

 「ああ、俺も冬のアジ釣りと言えば、そのイメージがいまだに残っているが、今の状況になってもう5年じゃきかない気がするがな」

 ――何でこうなっちゃったんですかね。

 「よくよく考えてみれば、地球温暖化が騒がれ出して東京湾だけではなく、日本近海の海水温が全体に上がり出したころからのような気がするな」

 ――ここ7、8年といったところですか。

 「そうだな。まだ10年は経っていない気がするな。横浜沖を中心に東京湾の水深20メートルくらいのところにアジが周年居着くようになってから…」

 ――やっぱり、あのアジ、大部分が居着きのアジですよね。いわゆる“金アジ”って内房・保田沖辺りの“黄金アジ”と同じく根周りに居着いているアジですよね。

 「恐らくそうだろうな。沖から入ってくる群れもあるようだが、大半は横浜沖周辺の浅場に居着いているアジだと思う。ほとんど一年中脂が抜けないのは、“運動不足”による一種の肥満だと言っている魚類学者もいるようだが、確かに周年海流が穏やかな東京湾内の浅場にいれば、一種の肥満になるんじゃないか」

 ――肥満ていうのはちょっと嫌ですが、あのアジはいつ釣っても脂があっておいしいのは事実ですよね。最近は、釣り場の範囲がさらに広がっているみたいですね。

 「ああ、最初のうちは横浜沖周辺と千葉側の木更津沖が中心だったんだが、最近では金沢八景沖や横須賀沖の浅場でも安定して釣れるようになった感じだな」

 ――いつでもあのおいしいアジが釣れるのは嬉しいんですが、何だかちょっとこのままでいいんだろうかって気にもなりますよね。

 「確かにな。東京湾のアジに関する限り、完全に季節感が無くなっちまったものな」

 ――釣り人としては、いつでもあのおいしいアジが釣れるのは、大歓迎ではありますがね。ちょっと気持ちが複雑です。それでも、今週末、羽田の船宿さんから行ってきます。たくさん釣れたらお裾分けしますね。

 「おお、それはそれは。楽しみにしているよ。最近、アジ釣りに行ってないから、うまい塩焼きが食いたい。5、6匹頼むよ」

 ――はい。分かりました。

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