2018.2.2 05:00

【甘口辛口】DeNA・ラミレス監督は通訳使わず日本語で話せばもっと愛されるはず

【甘口辛口】

DeNA・ラミレス監督は通訳使わず日本語で話せばもっと愛されるはず

DeNA・ラミレス監督

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 ■2月2日 昨年の中央競馬は、主要騎手部門の1位を外国人が独占。新たな歴史を作ったルメール、M・デムーロ両騎手は、先月29日のJRA賞授賞式に笑顔で臨んだ。壇上に立つ2人に違和感はない。すぐに合点がいった。日本語で話しているからだ。

 2人は外国人でも日本中央競馬会の所属。通年の騎手免許を得るため日本語を習得する必要があった。血のにじむような努力をしたのだろう。今では達者な日本語を使える。持参した手紙を読む形ながら「私の一番のファン、“妻さん”に(JRA賞を)ささげたい」というルメールのスピーチは、会場の雰囲気を温かくさせた。

 外国人力士の会話も日本語だ。相撲部屋に入門すれば母国語は通用しない。生活するためには日本語を覚えるしかないから上達も早い。大相撲初場所で平幕優勝を果たした栃ノ心もそう。「相撲界に入って、きょうが一番うれしい」という言葉はファンの胸を打った。

 プロ野球に力士や騎手ほど日本語がうまい外国人選手を知らない。来日する外国人選手は「助っ人」と呼ばれるように、いわば出稼ぎ。大多数は日本に根を張るつもりがないからだろう。

 日本国籍取得を申請中のDeNA・ラミレス監督も通訳を介している。国籍取得には小学3年以上の日本語能力を有することが必要という。担当記者によると「話は理解しており、日常会話はたぶんできる」とのこと。「野球に関することで誤解されたくないので通訳を介しているが、球団が通訳を用意する恵まれた環境なのも事実」。腑には落ちたが、日本語を話せるのなら公の場でもっと使ってほしい。国民からより愛されるはずだし、それが“日本人になる近道”だと思うから。 (鈴木学)

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