2017.10.26 12:00

【竿々学々】東京湾のスミイカ、今シーズンは“好漁年”!? 既に300~400グラム級が交じる

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東京湾のスミイカ、今シーズンは“好漁年”!? 既に300~400グラム級が交じる

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 ――師匠、父に聞いたんですが、東京湾のスミイカが、今シーズンは好スタートを切ったようですね。

 「おお、そのとおりだ。横浜地区を中心に既に5、6軒の船宿から乗合船が乗合船を出しているが、トップ2桁は当たり前で20杯オーバーの大釣りも記録されている」

 ――育ちもいいようですね。

 「ああ、先週あたりまでは100~200グラムの“コロッケ”サイズが多かったが、300~400グラム級がだいぶ多くなってきたな」

 ――師匠から何回も聞いているんでスミイカの美味さは重々承知しているつもりだったんですが、去年、たまたまアオリイカ、ケンサキイカという“イカの王様”2種類と食べ比べる機会があって、師匠の言っている意味がよくわかりました。

 「ほう、ということはお前も“イカの最高峰はスミイカ”という俺の主張に同意したってことか」

 ――はい。もちろん、食べ物には好みがあるので人によってはアオリイカが一番、ケンサキイカが最高という人はいると思いますが、そのときは、私も父も母も『スミイカに勝るイカはない』という感想でした。

 「だろう。俺はここんとこまた忙しくなっちまって言っている暇がないんで、お前釣ってきて御馳走してくれよ。もう随分ながいことスミイカを食っていないからな」

 ――ええ、分かりました。今週末にでも行こうと思っていたのでしっかり釣ってきて御馳走しますよ。ところで、この時期はエギを使って釣る人の方が多いって聞いたんですが、本当ですか。

 「ああ、今の時期というよりも最近はテンヤ釣りの餌になるシャコの入手が段々難しくなったこともあり、船宿でもエギでの釣りを推奨しているところもあるからな」

 ――昔は、東京湾でもシャコは、それこそ売るほど獲れたと父から聞きましたが、今は獲れないんですか。

 「まったく獲れないわけではないが、昔とは比べものにならない量しか獲れない。とても餌には使えない。そのため、西日本地区から取り寄せているんだが、なかなか安定供給されないらしく、船宿は苦労しているらしい」

 ――でも、師匠や父はテンヤの釣りが好きなんでしょう。

 「ああ、あのシャクッた瞬間のギシッとした手応えはエギの釣りでは味わえないからな」

 ――ふ~ん、私はあまり拘りがないんで、船長のアドバイスどおりに釣ってきますね。

 「おお、横浜の船長に話しておいてやるから両方試してこい」

 ――はい。分かりました。

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