2017.10.21 05:00

【甘口辛口】親の心、子知らず…改めてあきれるばかりの二世タレントの薬物事件

【甘口辛口】

親の心、子知らず…改めてあきれるばかりの二世タレントの薬物事件

■10月21日

 大物芸能人の二世タレント2人が、くしくも別々の覚醒剤事件で世間を騒がせている。俳優、橋爪功(76)の長男で俳優、橋爪遼被告(30)と、ものまねタレント、清水アキラ(63)の三男で俳優、清水良太郎容疑者(29)である。いずれも芸達者の親とは対照的に、存在感は薄かった。

 まさか父親より有名になりたくて、覚醒剤に手を出したわけでもあるまいが…。身も心も廃人にする覚醒剤。自分ばかりか精神に破たんをきたせば、他人の命も奪いかねない。大の大人がどれだけ家族に迷惑が及ぶか考えもしなかったのか。親の心、子知らず。改めてあきれるばかりだ。

 橋爪遼被告は20日、東京地裁で行われた初公判でスピード結審。懲役1年6月を求刑されたが、別の麻薬事件の前歴も明らかになった。今回逮捕される前も父の功と同居していたから、父は多少なりとも息子の行動を心配していたに違いないが、この日の裁判には姿を見せなかった。

 功は息子の逮捕後に文書で「本人も大人ですので、自らの責任で正しく対処していって欲しい」と苦渋の胸中を明かしている。その後は仕事を続けるも会見はしていない。対照的に、清水アキラは良太郎容疑者の逮捕後に号泣会見。「崖から自分ではい上がれ」と功と同じく息子を突き放したが、もし会見をしなかったら「逃げた」と見なされたろう。

 芸能人は通常、世間に顔を出し、ファンあってこそ成り立つ存在。過去にも子供が起こした悪質な犯罪で会見した例は多い。子供への甘さゆえ一時は発言を批判されても、その潔さとつらさを大人のファンなら分かってくれる。更生への願いは子供にも届くはずだ。功も思いきってはどうか。(森岡真一郎)

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