2017.10.11 12:01(1/2ページ)

“動”のスミイカ釣り開幕 魚型スッテ使い高級イカ狙え!

“動”のスミイカ釣り開幕 魚型スッテ使い高級イカ狙え!

開幕した東京湾の冬の風物詩のスミイカ。寒さとともに本格化していく=東京湾・中の瀬

開幕した東京湾の冬の風物詩のスミイカ。寒さとともに本格化していく=東京湾・中の瀬【拡大】

 東京湾で早くもスミイカ釣りが始まった。盛期とされる冬場はスミイカテンヤに生きたシャコを縛り付けてのテンヤ釣法だが、小型が中心のこの時期はさまざまなバリエーションが楽しめる。横浜市・横浜『黒川本家』は“トトスッテ”と呼ばれる魚型スッテを使う。テンヤ釣りが“静”なら、こちらは“動”の釣り。「新イカ」の呼称で高値が付く出始めの高級イカをスッテ釣法で狙った。

 「左舷トモがノせました」。中の瀬の水深15メートル前後。東の強風に揺れる船上で黒川剛俊船長が叫んだ。朝イチは強風を考慮して近場のポイントを探ったが、ノーヒット。移動した中の瀬では一流し目から答えが出た。

 それを横目に誘うがノらない。レクチャー通りにオモリを底に着けたまま約10秒竿先をシェイクさせシャクリ上げるが、空振り続き。初めてのスッテ釣法に戸惑う。そんなときだった。操船室から顔を出した船長が「もっと激しく」とひとこと。その言葉でカワハギのタタキ釣りを連想した。オモリを浮かせないように注意しながら、よりアグレッシブに竿先を揺さぶる。14、15回繰り返して大きくシャくる。“ズシン”。この日初めての手応え。激しく誘ったら一発で来た。100グラム級の小型。通称“コロッケサイズ”だが、この1尾で手掛かりをつかんだ。同じパターンを繰り返す。ズシンの手応えが心地よい。ひと流しで4尾を確保した。

 波に乗った。「激しく、激しく」と呪文のように唱える。「またきたの?」と隣の釣り人があきれ顔。サイズアップした300グラム近いこの時期の“大型”の5連発だから、それも当然か。右舷胴中の佐々木博一さん(65、目黒区)もリズムをつかんだ。「テンヤでは20年近くやっているけど、スッテ釣法は初めて。船長に“もっと激しく竿先を動かして”と言われて数が伸びた」と13尾を釣り上げた。期せずしてスッテ釣法の“ビギナー”2人が、船長の同じ言葉でコツをつかんだ。

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  • 笑顔の佐々木博一さん。初挑戦で13尾を釣り上げた
  • 標準和名はコウイカ。大量に墨を吐くことから関東ではスミイカと呼ぶ
  • 右がトトスッテと呼ばれるスッテ
  • 当日の仕掛け
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