2017.10.8 05:00

【甘口辛口】不協和音響くトランプ政権とは対照的…スポーツマンの平等性、多様性への取り組みは一枚岩

【甘口辛口】

不協和音響くトランプ政権とは対照的…スポーツマンの平等性、多様性への取り組みは一枚岩

■10月8日

 優勝チームの恒例行事だったホワイトハウス訪問が初めて実現しなかったオフが終わり、米プロバスケットボールNBAは17日(日本時間18日)に開幕する。9月24日、トランプ大統領に批判的なステフェン・カリーら主力選手の表敬訪問ボイコット発言を知った大統領が招待を取り消した。

 プロフットボールNFLとトランプ大統領の国歌斉唱を巡る対立が飛び火した格好だが、コート外のこんな形で注目を集めるのは双方にとって不幸。ようやくゲームが始まってくれるのか、がファンの偽らざる実感だろう。

 開幕を前にNBAでは公式ホームページで全30チームのGMに恒例のアンケートをした。「どこが優勝すると思うか」との問いにGMたちは93%が昨季王者ウォリアーズ、残り7%がキャバリアーズと回答。3年連続でファイナルを戦った両チームが今年も強く、特にウォリアーズが盤石という予想だ。

 ウォリアーズはケビン・デュラント、カリーの両エースをはじめ、主力のほとんどを残留させるのに成功した。今季から導入された「ユニホーム・パートナー」契約を日本の楽天と締結し資金面も順風満帆。ユニホーム左胸の楽天のロゴが、デュラントやカリーのフリースローのたびに世界中のテレビ画面に映るはずだ。

 NBAをはじめ米国のプロリーグには世界から逸材が集まり、人気もまた世界的だ。ウォリアーズはホワイトハウス行きを正式に辞退した声明の中で、2月のワシントン遠征の際に、「球団として取り組んでいる平等性、多様性を世の中にアピールしたい」とした。不協和音が絶えない政権に対し、少なくともこちらが一枚岩なのは間違いない。 (親谷誠司)

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