2017.10.5 05:00

【甘口辛口】東京五輪に埋没しないためにも…ラグビーW杯はさらなるアイデア発信を!

【甘口辛口】

東京五輪に埋没しないためにも…ラグビーW杯はさらなるアイデア発信を!

■10月5日

 開催年にちなんだ「2019円」の格安チケット販売を検討、という新聞の短信が目にとまった。あと2年を切った2019年ラグビーW杯日本大会の話で、組織委員会に聞いてみると「面白いアイデアとして出ている段階でまだ決定では…」と口ごもっていた。試合日程やチケットの価格は来月2日に発表とか。

 前回の15年イングランド大会では対戦カードに応じて価格が設定され最高は決勝の715ポンド(当時のレートで約13万円)。1次リーグの日本vs南アフリカは20ポンド(約3700円)だった。11月4日の豪州とのテストマッチ(横浜)の自由席は3000円からだ。

 ただし外国に比べ会場の観客収容力が小さい日本W杯では、約180億円といわれる国際統括団体ワールドラグビーへの“上納金”もあって1次リーグから安い席でも5000円などと高めに設定されるかもしれない。ラグビー成熟国ではないだけに、高い金を払って無関係の「フィジーvsジョージア」などの試合を見に行くファンがどれほどいるかだ。

 今季のトップリーグは開幕節(8月19日)のトヨタvsヤマハ(豊田)に史上最多2万7871人が集まり五郎丸(ヤマハ)復帰に沸いたが、それも一瞬。次節から元の平均約5000人ペースに戻ってしまった。「集客が課題のW杯2季前でこれでは…。最後は開催地の自治体が券を買い取って観客動員し、つじつまを合わせるのか」と関係者。

 そんな話を聞いていたところに「2019円」。格安航空券のように超早売りにして関心をそそれば集客への糸口にはなりそうだ。東京五輪の話題に埋没しないためにも、いろんなアイデアをどんどん発信していくしかない。 (今村忠)

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