2017.9.30 05:00

【甘口辛口】「関ヶ原の戦い」の様相を呈す今回の衆院選…小池知事には気骨ある信念を見せて欲しい

【甘口辛口】

「関ヶ原の戦い」の様相を呈す今回の衆院選…小池知事には気骨ある信念を見せて欲しい

■9月30日

 日本を二分した関ケ原の戦いが、1600年10月21日に行われてから417年。半日で勝負がつき、徳川家康の東軍が勝った。1日違いとはいえ、10月22日が投開票日と決まった衆院選も、天下分け目の様相を呈してきた。自民・公明vs新党「希望の党」の戦いである。

 国民の関心は「希望の党」代表の小池百合子東京都知事が知事職を辞し、立候補するかどうか。本人は「都政で頑張る」と語ったが、実は「出馬しない」とは明言していない。そのせいなのか、自民党の小泉進次郎衆院議員が「小池さんも選挙に出てほしい」と挑発し、政策論争への期待を表明。菅義偉官房長官は29日、「出てくるんじゃないか」と予想した。

 ちなみに、関ケ原の戦いでは豊臣秀吉の息子で本来の総大将となるべき秀頼が、大坂城から動かなかった。その結果、西軍の士気低下を招き、負けたともいわれる。「希望の党」に参加するのは、小池人気を当て込んだだけの民進党議員が数多く見込まれる。そのため、党内が政策で一枚岩になるのは難しそうだ

 最終的には小池都知事が出馬しないと、関ケ原の西軍のように負けいくさになりかねないと見る向きもある。ただ、小池都知事はこれまで、時の有力男性政治家に巧みに寄り添い、政治手腕を磨いてきた。今回は民進党・前原誠司代表と密談を重ね、民進党を事実上の解党に導いた。

 そのしたたかさに、自民党内では「どんぐりころころ」の替え歌で♪小池にハマって さあ大変…と童謡ならぬ動揺も広がりつつある。実に見応え十分の選挙戦になったが、どの候補者もせめて誰のための政治かを肝に銘じ、気骨ある信念を見せてほしいものだ。 (森岡真一郎)

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