2017.9.18 05:00

【甘口辛口】台風襲来とともに政界も風雲急…衆院解散に新党結成など

【甘口辛口】

台風襲来とともに政界も風雲急…衆院解散に新党結成など

■9月18日

 台風来襲と時を同じくして政界も風雲急を告げてきた。安倍晋三首相が28日の臨時国会召集から数日以内に衆院を解散する方針を固めたと、17日の産経新聞が報じた。11月上旬にトランプ米大統領の来日が予定されていることから、衆院選は10月17日公示、29日投開票が有力で同10日公示、22日投開票の可能性もあるという。

 折も折、小池百合子東京都知事の側近、若狭勝衆院議員が主宰する政治塾「輝照塾」が16日に開講した。細野豪志元環境相ら民進党を離党した議員たちと新党を結成する動きが着々と進む一方で、入塾希望者に面接し選んだ200人の中から候補者を擁立するという。

 講師として講演した小池氏から「しがらみの政治に任せず新しい切り口で」とエールを送られた若狭氏は、政治家にありがちな「権謀術数」には縁遠い朴訥(ぼくとつ)なイメージがある。事実上の新党立ち上げの日に早期解散が浮上するとは、相撲にたとえれば仕切りで十分に腰を下ろして構える間もなくつっかけられた感じだが、愚直に待ったなしで立つしかないだろう。

 若狭氏は「自民でも民進でもなく、高い志を持った人たちに集まってもらい国政を動かしていきたい」と訴える。志を持たない人が風に乗っただけで当選しバッジをつけた高揚感から一線も二線も超える不倫やら秘書に対する暴言暴行、果ては“ストーカーもどき”まで、おかしな議員が次々に出現するのがいまの政治でもある。

 そういう人に1票を投じたのは有権者の責任でもある。確かに高い志を持った人たちが動かせば国政は変わるかもしれない。もし選挙になったら風に左右されず人物像を見極め、同じ過ちを繰り返さないことだ。 (今村忠)

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