2017.9.16 05:00

【甘口辛口】早朝のJアラートにうんざり…それでも3連休に避難場所の確認するのも無駄ではない

【甘口辛口】

早朝のJアラートにうんざり…それでも3連休に避難場所の確認するのも無駄ではない

■9月16日

 寝ぼけ眼で15日朝、テレビをつけたら「北海道から太平洋へ通過」の速報テロップ。一瞬、非常に強い台風18号のことかと思ったら、とんでもなかった。北朝鮮がまたも日本をまたぐように弾道ミサイルを発射したニュースに、言いようのない憤りを覚えた。

 この日午後、筆者の友人が週末からの3連休を利用し、飛行機で函館市の実家に里帰り。着いた頃に電話したら「そりゃあ、不安だった。ミサイルがまた飛んできても、飛行機の中じゃ逃げられない。東京に戻る週明けには台風18号が北海道を直撃するかもしれないし、そうなったら戻れないかも。災難のダブルパンチだ」と怒っていた。

 民間航空機が最大高度1万メートル(10キロ)付近を飛行するのに対し、北朝鮮のこの日のミサイルは最大高度約800キロ。民間航空機からすれば、はるか頭上を飛んだことになるが、部品がバラバラになって落ちてくるなど危険がないわけではない。友人の怒りと不安も分かるというものだ。

 ただ、東京に住む筆者と比べ、北海道民は鳴り響いた全国瞬時警報システム(Jアラート)に対し、今回はやや緊迫感に欠けた。先月29日のミサイル発射時に続き2回目で、家の中にいた友人の祖父母は「どうせ見えない上空を飛んだのだろうし」とあわてなかったという。テレビの取材に答えた道民の中には「(警報は)2回目で、もううんざり」「慣れてしまった」と答える人もいた。

 確かに冷静さは大切だが、慣れは禁物。自分の身は自分で守る。Jアラートが鳴ったら、どこの建物や地下に逃げればいいか。地震や台風など自然災害に対する備えと同じく、この3連休に家族や仲間と話し合っておくのも無駄ではない。(森岡真一郎)

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