2017.9.6 05:00

【甘口辛口】東京五輪、マラソンだけは北海道で開催したらどうか 暑さ対策でスタート時刻の前倒し検討

【甘口辛口】

東京五輪、マラソンだけは北海道で開催したらどうか 暑さ対策でスタート時刻の前倒し検討

■9月6日

 「マラソンは午前5時からでもいい」。3年後の東京五輪のマラソンは暑さ対策のため午前7時半スタートの前倒しが検討されているが、大会組織委員会の遠藤利明副会長(元五輪担当相)が産経新聞(5日)のインタビュー記事で私見を述べた。「遅くとも6時。7時半なら女子のゴール時は30度を超えるかもしれない。観客も大変」。

 マラソンは女子が8月2日、男子は9日に予定されている。今年は2日の東京の日の出が午前4時50分、9日が4時55分。日中どんな猛暑になっても、日の出直後の5時なら空気も爽やかで気持ちよくスタートは切れるだろう。天候次第では6時を回ると日は高くなってもう暑い。

 常夏のハワイで毎年12月に約3万人が走るホノルルマラソンも朝5時スタートだ。解説でおなじみの金哲彦さん(ニッポンランナーズ理事長)も毎年参加しており「われわれ市民ランナークラスは3時ぐらいだが、優勝を目指す選手たちは遅くても1時までには起きて準備に入っている」と話す。

 遠藤氏の言うように早ければ早いに越したことはないが、選手は体内時計の調節にはさぞかし苦労するだろう。レースの運営にも問題は生じる。5時なら観客や沿道整理のボランティア、競技役員は通常の始発利用では間に合わない。各交通機関に始発の大幅繰り上げか、終夜運転をお願いしなくてはならないだろう。

 04年のアテネ五輪は日中を避け午後6時にスタートした。その手もある、と思ったら「東京ではビルや道路の余熱で夜でも無理」と金さん。早朝限定の悩ましさ。アスリートファーストというなら嘲笑は承知で、マラソンだけはいっそ北海道で開催したらどうかといいたい。 (今村忠)

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