2017.9.3 05:00

【甘口辛口】「ヒューストンを積極的に助けるのが使命」被災者を元気づけるNFLテキサンズ

【甘口辛口】

「ヒューストンを積極的に助けるのが使命」被災者を元気づけるNFLテキサンズ

■9月3日

 米国南部を襲ったハリケーン「ハービー」の爪痕がすさまじい。東京都の半分の面積が水没し、44人が死亡、被害は10万棟に及び、3万人が避難を強いられているという。復興費は2005年の「カトリーナ」以上との見方も語られる中、国技のプロフットボールNFLが日本時間8日に開幕する。

 被災地ヒューストンのチームはテキサンズ。テキサンは「テキサスの人」をさす。ハリケーン上陸時はプレシーズンのセインツ戦のためニューオーリンズにおり、同1日に地元で同じテキサス州のライバル、ダラス・カウボーイズとプレシーズン最終戦を戦うはずだった。

 しかし道路が寸断され、空港が閉鎖されたヒューストンに戻れず、ダラスでの開催が一時発表されたが、中止に。バスで戻る手はずがついたためで、チームは声明で「最優先するのは選手、コーチ、チームスタッフが安全に帰宅し、避難している家族と無事再会を果たすこと」「ヒューストンを積極的に助けるのがわれわれの使命」と述べた。

 スターDEのJ・J・ワットが呼びかける募金は2日朝の段階で1500万ドル(約16億円)を突破。休日は子供病院を精力的に慰問して回るナイスガイは「ゴールは2000万ドル!」と、どんどんハードルを上げてハッパをかけている。

 「カトリーナ」で本拠地スーパードームが被災した05年のセインツは3勝13敗に沈んだが、本拠地に戻った翌06年に地区優勝。テキサンズの本拠地NRGスタジアムの被害は不明だが、人々を元気づけるのはいつもスポーツの役目だ。がんばれヒューストン。神戸でも東北でも、ファンと励まし合って戦う強さを私たちはよく知っている。 (親谷誠司)

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