2017.9.1 05:00

【甘口辛口】ミサイル発射でJアラートが鳴ってもどうすれば…国は国民に具体的な対応を伝えて

【甘口辛口】

ミサイル発射でJアラートが鳴ってもどうすれば…国は国民に具体的な対応を伝えて

■9月1日

 先週、友人が窓のないビルを見て「ミサイルが飛んできたとき、いい逃げ場所になる」と言った。話半分で聞いていたら、29日早朝に北朝鮮が弾道ミサイルを発射。北海道の襟裳岬上空を通過し同岬の東約1180キロの太平洋上に落下した。真剣に避難場所を探す自分がいる。

 金正恩朝鮮労働党委員長は、グアム沖への発射計画も取り下げていないことを示唆したそうだ。しかし、河野太郎外相の言うとおり米国の対応にひるんだとしたら、今後も日本を標的にするのではないか。

 発射から4分後の午前6時2分、Jアラートが12道県で避難を呼びかけた。とはいえ、その3~5分後には北海道の上空を通過したという。発射から日本に飛来するまでの時間が短く、避難する余裕がない、避難場所があっても間に合わないかも、どこに逃げればいいのか…といった声が各地で上がったという。安倍首相が「これまでにない深刻かつ重大な脅威」と述べた今回を機に、Jアラートが作動したとき具体的にどのような行動を取ればいいのか、国は国民に伝える必要がある。

 春に話を聞いたミサイル迎撃システムの開発者は、上空に来る前に迎撃する必要があるという。上空に来てからだと核兵器や化学兵器を搭載していれば有害物質が飛散する可能性があるからだ。

 28日付の産経新聞は、上空で核爆発させ、大規模停電や電子機器のデータ破壊、インフラのまひなどを起こさせる電磁パルス攻撃の脅威を伝えていた。日本の対策はほぼ手つかずだそうで、国はこれにも早急に着手してほしい。電磁パルス攻撃を水際で防ぐのも上空に来る前の迎撃。確実に成功させるため日々研究を重ねる開発者に敬意を表したい。 (鈴木学)

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