2017.6.20 05:00

【甘口辛口】幕開けた球児たちの夏 今夏で見納めの「早実・清宮」とそうなるかもしれない「延長15回」

【甘口辛口】

幕開けた球児たちの夏 今夏で見納めの「早実・清宮」とそうなるかもしれない「延長15回」

■6月20日

 地方大会のトップを切って全国高校野球選手権の沖縄大会が18日の1回戦9試合でスタートした。敗れた8校と連合1チームの甲子園の夢は早々と消えてしまった。同日、香川の招待試合では早実の清宮幸太郎が丸亀城西戦で高校通算102、103号のホームランを放ちテレビのニュースでも取り上げられた。

 負ければ3年生は終わりのシビアな夏の地方大会の幕開けと、スターありきで勝負は無関係の“花相撲”。同じ高校野球でも対比が際立つ一日だった。これで清宮は熊本、沖縄、愛知、香川と続いた招待試合のすべての県でホームランを放った。しかも香川では土日のダブルヘッダー4試合の最後に打った。

 2発を見届けた観客は約3500人。県高野連の小野裕作理事長は「満員で入れないと敬遠したのか予想の6割程度だったが、さすがに清宮君。最後にみんなを幸せにしてくれた」と話した。これで早実は招待試合を終え7月15日の3回戦が初戦となる西東京大会に向け最後の仕上げに入ることになる。

 夏の甲子園大会は今年で99回。春のセンバツでは90回を数える来年からタイブレーク方式を導入する方向という。すでに甲子園に直結しない春の地区大会などで実施されており時代の流れでやむを得ないらしい。ある高校監督は「大会運営や健康管理といわれると反論しづらいが、生徒の気持ちを思うとやってほしくない」と本音を漏らしている。

 タイブレークは夏の大会まで言及されていないが、「春やるのだから夏も」の声が上がり「区切りの100回の来夏から実施もあり得る」と監督は予測する。「早実・清宮」だけでなく「延長15回」も今夏で見納めになるのかもしれない。 (今村忠)

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