2017.4.22 05:00

【甘口辛口】税金は愛人と遊ぶためではない…不倫騒動で自民離党の中川議員は一から出直しを

【甘口辛口】

税金は愛人と遊ぶためではない…不倫騒動で自民離党の中川議員は一から出直しを

■4月22日

 政界や芸能界で不倫騒動が相次ぐ中、ある既婚俳優に小欄が「もし、ご自身が起こしたら、どうしますか」と聞いたことがある。その俳優は「女房と話し合ったばかり。『僕を生かすも殺すも君の対応次第』と、女房にも動じないよう頼みました」と打ち明けた。続けて「僕も人間。過ちを犯さないとは限らないからね」と付け加えた。

 それからまもなく、歌舞伎俳優、中村橋之助(現・芝翫=しかん)が不倫騒動を起こした際、妻の女優、三田寛子が雨の中、報道陣に気丈に対応。「『雨降って地固まる』ということわざもございます」と明るく離婚を否定し、夫のダメージを最小限に食い止めた。この2組とも日ごろから、夫婦の会話を大事にしているからこその予防線であり、対処だった気がする。

 しかし、政治家の場合は公人としての重みが違い、妻が表に出ることは大きなリスクもはらむ。それでも、不倫騒動の渦中にある中川俊直衆院議員が21日に自民党離党を表明する前、妻の悦子さんがこの日のフジテレビ系「とくダネ!」の単独取材に答えた。その姿勢は雲隠れを続ける夫よりはるかに立派だった。

 しかも、がんで闘病中というのに。悦子さんは「主人のしたことは私との連帯責任。地元(広島4区)に夫婦でおわびしたい」と胸中を吐露。ただ、「私にとって夫の議員という立場はただの名札。私は中川俊直という人と一緒になったので、離婚せず支えていきたい」と語った。

 確かに、夫婦の間で議員は名札かもしれないが、国民は愛人と遊んでほしいから政治家に税金を払っているのではない。酷かもしれないが、「議員を辞めさせ一から出直しさせたい」とでも言ってほしかった。(森岡真一郎)

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