良型イサギをグイッ。好天に恵まれ大漁の住田美緒さん【拡大】
中紀の春を代表する釣魚がイサギだ。早くも各地で良型が顔を見せており、最盛期はもうすぐそこ。おなじみ釣り女師コラムニスト、住田美緒さんが、師匠のがまかつフィールドテスター、平井憲さんとともに和歌山・日高町比井の「岬旅館」の人気船「岬丸」(冨田紀章船長)で日の岬沖の名魚礁「トフ」へ出船。クーラー満タンの爆釣を味わってきた。
岬丸でイサギ丸!! 春の嵐のちょうど合間、ポカポカ陽気だった13日午前5時30分、岬丸で出船です。前日の春の嵐の中でも竿頭63匹と好調。期待が高まります。
ポイントに到着すると、鉄仮面(コマセカゴ)にアミエビを詰めてテンビン仕掛けのバケ針にオキアミを付けて投入します。繰り返しシャクってアミエビを撒き、3投目であの合図が。
「ゴンゴンゴーン」と竿先が叩かれて、中速で巻き上げると1匹目から37センチの良型イサギをゲット。水深30メートル~40メートルで、底から5メートル~10メートル程のレンジです。サイサキがイイネ♪
日の岬沖にある魚礁「トフ」は、サイズが大きく味が良いイサギで有名です。しばらくすると潮が下げに変わってチャンスがやってきました。わたしの釣座は右舷の船尾で、ちょうど潮下。周囲のアミエビのおこぼれに魚が反応したのでしょうか、一投一釣の入れ食いに突入です。
目標は数釣りとサイズアップ。安定したレンジの中で釣れていますが、1、2回シャクってステイのパターンと、深場からスローで巻き上げ続けるパターンがあって、どちらでくるかな?と想像しながらの楽しい駆け引きの時間でした。
使用した仕掛けはハリス3号の3本バリ。そこに2連掛けが続き、あっという間に甲板がイサギだらけに。釣果は手返しの速さで決まります。ベタ凪と風が味方をしてくれたおかげでトラブルなく次々と釣れました♪
「イサギは深場にいるのは型が小さいから、今出ているアタリのレンジよりも5メートルほど浅くしてみて」