2017.4.8 05:00

【甘口辛口】フィギュア羽生は「言葉遣いも進化している」と関係者 今度はどんな言葉で喜び表現するのか楽しみ

【甘口辛口】

フィギュア羽生は「言葉遣いも進化している」と関係者 今度はどんな言葉で喜び表現するのか楽しみ

羽生結弦

羽生結弦【拡大】

■4月8日

 キレッキレの演技の進化が止まらない。しかも、おごり高ぶらない。1日のフィギュアスケート世界選手権で大逆転優勝を遂げた羽生結弦である。自らの持つフリーの最高得点を塗り替えての頂点。その直後の代表インタビューに答える姿は、1週間たった今も強く印象に残る。

 羽生は「残念だったのはショート(プログラム)です。もっと練習しなくちゃいけないと反省しています」とコメントした。2014年のソチ五輪で金メダルを取った直後も、「金メダルを取って言うのもなんですけど、ちょっと悔しい」と発言。フリーで転倒したことを悔やんだ姿と今回もダブる。

 演技を完璧にこなした上での頂点でないと、納得できないと言わんばかり。厳しい練習の成果だろうに、そんなことはおくびにも出さない。なんと謙虚で、頼もしい22歳であることか。その後の取材にも「ファンの皆さんが喜んでくれたら、私もうれしい」「今したいのは練習です」などと自然体で話していた。

 小欄がスケート関係者に聞いたところ、「スケート界も報道陣の受け答えに関する講習があり、たとえば『あー』とか『えー』とか長く言わないようにと指導される。その点も含め、羽生くんは言葉遣いも進化している」という。来年の平昌五輪での活躍とともに、今度はどんな言葉で喜びを表現するのか楽しみが増えたというものだ。

 過去にも、マラソン選手の有森裕子がメダルを獲得した際、「初めて自分で自分をほめたいと思います」とコメント。一流の五輪アスリートの名言は、苦労の分だけ奥が深い。記者会見で暴言を吐いて陳謝した今村復興相も、少しは見習ってはいかがだろうか。 (森岡真一郎)

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