J1G大阪から京都へ移籍したU−23日本代表主将DF水本裕貴。北京五輪をひかえ、出場機会を求めての決断だったが、背中を押してくれた“アニキ”の存在があった。
「それはありますね。ユウトくんだけじゃなくてタケさんもいるので。心強いですね」
ユウトくんとは、今季千葉から移籍してきた元日本代表MF佐藤勇人。タケさんとは、こちらも千葉時代の元同僚・FW林丈統だ。右も左も分からない“転校生”にとっては、ありがたい存在に違いない。
G大阪で出番に恵まれない水本を誰よりも気にかけていたのがユウトくんだった。
「ガンバのメンバー表とか試合とか見て、チャンスを与えてほしいなと思ってましたね」
何度か電話で相談にものった。
「とりあえずがんばれという話はいつもしてました」
今季千葉から京都に移籍してレギュラーの座をつかんだ佐藤と、同じく千葉からG大阪に移籍してひかえに甘んじた水本。大先輩の助言に勇気づけられた水本は「レギュラーを取り返してみせますよ」と力強く話していたそうだ。
そのユウトくんは、晴れて再び同僚になった“弟分”の性格を熟知(?)しているようで…。
「おとなしい性格? 慣れれば結構話しますよ。いじれば話しますけどね」と実はいじられキャラであることを暴露。
そして、「(米大リーグ・レッドソックスの)松坂に似てるでしょ」と微妙なネタを残して去っていった。
こんなやさしい先輩のサポートがあれば、活躍も間違いなしです。
惠濃 大輔(えのう・だいすけ)
1981年(昭和56年)11月28日、福岡県生まれ。慶大卒。小学1年から高校3年までサッカー部に所属。大学2年時に英国(ロンドン)へ1年間留学、念願の海外生活を経験した。福岡生まれの福岡育ちのため、ダイエー時代からの生粋のソフトバンクファン。「玄界灘の〜」の応援歌に全身がしびれる。