阪神の春季キャンプが休日の10日、企画の取材で沖縄・宜野座村の『かんなタラソ沖縄』でタラソテラピーを体験した。タラソテラピーとは、日本語で「海洋療法」。海水の特性を利用したリラクゼーションだ。選手がクールダウンに利用するということで、「それはなんぞや?」というのが始まり。紙面では選手たちが何をしているのかを中心に紹介した。結果、“セレブ”な印象になってしまったが、決してそんなことはない。宜野座村が運営する公共の施設で、お年寄りも多く訪れている。
ひと言で言えば、海水の温泉&プールがある施設。だが、なかなか奥が深い。海水はミネラル分が豊富なため、皮膚からミネラルを吸収して新陳代謝、脂肪分解が促進される。美容効果に加えて、ぜんそくなどの各種疾患や不眠症、便秘に効果的だという。また、浮力が強いので、空を飛ぶようにふわふわと楽に動けるから体への負担が少ない。逆に、無意識に浮力に逆らうことは自然と筋肉を使う。関節痛などのリハビリにも最適だ。ヨーロッパではすでに、『医療行為』として認められているとのこと。実際に、車いすで訪れた人が、ひとりで浴槽の中を歩いている場面も多々。杖をつかなければ歩けない老人が、杖を忘れて帰ったこともあったとか。
リゾート感覚も文句なしだ。海を目の前にした露天風呂は最高のマリンビューで、夏場には海水浴と温泉が同時に楽しめる。「海風を吸って力を抜くこともテラピーのひとつ」とは、副支配人の島袋弘美さんの話。砂浜を裸足で歩けば、自然に“足つぼ”の刺激に。海産のオイルを使用したマッサージも南国気分を十分に味わえる。
一見、ただの海水プールだが、楽しく汗を流すことができる。『海開き』も間近の沖縄でおすすめできるスポットだった。皆さんも一度お試しあれ。
安藤 理(あんどう・おさむ)
1986(昭和61)年1月27日、愛知県生まれ。立命大卒。09年4月入社。阪神担当のルーキー記者。小3から高校まで野球一筋。母校は最近10年の愛知大会で5度4強以上の一応強豪校だが、自分の代とその前後は弱くて自慢できない。いつか柔道家・井上康生さんの取材がしたい。