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小川、石井の金メダル頂きます!/柔道 (2/2ページ)

2008.8.28 05:03
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小川、石井の金メダル頂きます!/柔道
「小川道場」の子供たちも待ってます! 小川は、石井から贈られる金メダルを快く受け取る【フォト】

 遠慮はしない。小川が、後輩からの申し出を受け入れた。石井が、獲得した金メダルを小川に贈ると発言したことを受けて、ありがたくごっつぁんです!

 「(金メダルの贈与は)最初からそういう話が出ていたので、今さらどうこう言うことじゃない。みんなの前で授与式でもやろうかな」。子供たちに柔道を教える自身の小川道場(神奈川・茅ヶ崎市)に飾り、9月中に祝勝会を開くという。石井も、近く同道場を訪れる予定だ。

 2人は石井が国士大1年のときに出会い、意気投合。小川道場でもトレーニングする石井に、北京五輪前には壮行会を開き、「(一本勝ちよりも)勝てばいい柔道をしろ」とのアドバイスも送った。同道場には、92年バルセロナ五輪95キロ超級で自らが獲った銀メダルが飾ってあるが、石井は「これを自分の金メダルと取りかえる」と約束して北京に旅立っていった。

 石井は日本選手団の解団式が行われた前日、「メダルは家にない方がいい。金メダルは先輩のところで預かってもらう。メダルを持っていると自分を過信してしまうから」と、贈呈することを明言。小川は96年アトランタ五輪でも準決勝で敗れ、五輪での金メダルには縁がなかっただけに、世代をつないで夢を実現させた。

 さらに、小川は後輩の言動にもエールを送った。60年ローマ五輪ボクシングのライトヘビー級で金メダルを獲得したカシアス・クレイ(米国、のちにムハマド・アリに改名)が、母国に凱旋した際、メダルを獲っても人種差別を実感してオハイオ川にメダルを投げ捨てた−。その逸話を引き合いに出した石井が、「本当はアリみたいにしたかったけど、やっぱり本物はできない。レプリカでやろうかな」と破天荒な発言をしたことにも、「彼のクレバーな面が出ちゃいましたね。あれが本来の姿ですよ。柔道界の誇らしい後輩。もっともっと露出してほしい」と、“革命児”の大暴れに期待した。



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小川、石井の金メダル頂きます!/柔道
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