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ダルビッシュ「敗戦処理」の出番に戸惑いも

2008.8.24 05:08
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 野球3位決定戦(23日、日本4−8米国、五ケ松球場)すでに大勢は決していた。4点を追う八回にダルビッシュが登板。国内の公式戦でいえば、敗戦処理の役割だった。

 それでも、安打と2度の暴投で招いた一死三塁のピンチを無失点でしのぎ、味方の反撃を願ったが…。米国ナインが作る歓喜の輪をベンチで見つめるしかなかった。

 「準決勝で投げるとテレビでも(星野監督が)言っていたし、自分もそのつもりでした」

 星野監督から大黒柱に指名され、22日の準決勝の先発が内定していた。しかし、1次リーグ最終戦の米国戦(20日)で準決勝進出が決まることを想定して、13日のキューバ戦に先発。五回途中4失点で降板し雪辱の機会を待ったが、キューバ戦後の先発は同リーグ突破決定後の20日の米国戦。2回の調整登板を経て、決勝トーナメントは中継ぎ待機。思いとは違う“出番”に戸惑いを隠せなかった。

 この日の米国戦も六回から登板する予定だったが、川上が五回に4点を失い、“敗戦処理”での登板を余儀なくされた。「先発、抑えの割り振りを間違えたかもしれない。もう1人、リリーフ専門を選んでおけば…。悪かったな、という思いはある」と大野投手コーチ。その“被害者”がダルビッシュだった。

 「キューバ戦の後に修正できたし、もう少しできたと思うので悔しい。機会があれば借りを返して逆の結果にしたい」。自身初の五輪は不完全燃焼のまま幕を閉じた。だが、日本球界の至宝は22歳。借りを返すチャンスは残されている。