キューバ打線との兼ね合いもある。主軸のグリエルを筆頭としたパワーのある打者には、直球と横の変化のツーシームで押すダルビッシュのようなタイプよりも、独特のフォームで球の出所が見にくく、低めにチェンジアップを決められる和田のほうが、キューバ打線が嫌がる可能性が高い。
苦い経験も教訓にする。アテネ五輪では予選を含めて全勝を目標に掲げたため、投手起用などで窮屈な戦いが続いた。今回は8チーム中4チームが準決勝に進む予選は「2敗までできる」という心の余裕を持って予選の戦いに挑む。
和田は直前合宿で先発候補のなかでは一番乗りでブルペン入りするなど順調な調整を続けている。「前回のときに比べて僕よりも若いメンバーが多い。自覚を持ってやりたい」と責任感をにじませた。和田とダルビッシュが、星野ジャパンの両輪となって金メダル獲得へ導く。